第218話 人事処遇制度?

「どう思う?」


「却下!」


「こら三津枝、何が却下なんだ?」


「これ以上妻が増えるの反対!」


・・・・ダイジョウブダヨ?


「何で片言なんですか・・・・?」


すまん世津、自信が無いんだ・・・・


「えっと、かいつまんで言うと、今後の店の運営状況次第では、大きく発展します。工場が軌道に乗れば、数百人規模の人員になるかも・・・・そうなると、それらの管理に人がいる事になりますが・・・・誰でもいいわけではありません。」


イベッテがそう言う。


「すべて士門さんがするのは不可能です。士門さんは全体を見渡し、それぞれに人を配置し、その人にやってもらう。規模が大きくなれば必要ですね。」


「そうなるか?まだ店を開店させてすらないからな。」


「いえ士門さん。もう既に職人たちの人数は可也ですよ。」


「じゃあヒルダをここに置く事に賛成なのか?」


「・・・・悩んでます。純粋に人の管理を任すのに適してるでしょうが・・・・たぶんこのままいくと嫁決定・・・・」


反対なのはそこなのか!と言うか嫁になるの決定?


「じゃあ聞くけど・・・・職人を管理できる?後は働く人とか。」


皆黙ってしまう。そうだよな?経験ないだろうし。俺もそんな経験ないわ。


「私はどうでもいい。薬品の開発するから。」


あっさり関与を否定してしまうシビル。

彼女にそう言うのをさせるのは、何か違うからな。


じゃあイベッテか?


イベッテはギルドにいたから色々できそうだけど・・・・


「私には無理ね。事務的な手続きは得意だけど、人の管理とか無理。」


あっさり否定される。



「じゃあ佐和はどうだ?」


「私?えっと・・・・人に物を教えるのは、得意ね。だけど・・・・管理は苦手だわ・・・・」


教師さんでは畑違いか?


「じゃあ世津と三津枝は・・・・聞くまでも無いな。」


現役女子高生に、それは無理な話。



「あ、ノエラはどうなんだ?」


「彼女の希望を聞かないと・・・・だけど、こちらに来そうだった。」


三津枝が言う。そうだよな。


「じゃあ・・・2人とも、希望すれば受け入れる、という事でいい?」


俺はそう言うと、全員微妙な表情。


「これ以上増やしたら駄目ですからね。」


世津に念を押された。


・・・・

・・・

・・


「と言う訳で、一応2人を受け入れる。」


「口田様、ありがとうございます!」


元気に答えるヒルダ。


「本当に・・・・いいの・・・?」


ノエラが俺を見つめる。


「ああ、歓迎するよ。色々頼むよ。」


「わかった・・・・色々しよう。夜は任せて。経験した事のない、快楽を「それは駄目!」」


ノエラが変な事を言うのを、佐和と世津が止める。


「よかったら、教える・・・よ?」


え?何を教えるんですか?


「え?教えるって?」


「殿方の悦ばし方。」


・・・・おい?大丈夫か?


「2人を受け入れましょう!」


満場一致で決まった。

なんで?まあいいけど。

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