第216話 貴族の娘
どうやらヒルダの親は、貴族だったようだ。
子爵?よく分からないが・・・・
昔の日本は華族とかあったっけ?
貴族制度あったと思うけど、関わりないからなあ。
そして・・・・再び修復をしてみる事に。
もしかして?背が元に戻るんじゃないかと思って。
え・・・・俺より高いんだろう?
そして・・・・世津と三津枝が
「これ以上嫁は駄目だから。」
「増やすの禁止!」
増やさないよ?
俺は回復したが・・・その後、夜はなかなか大変で・・・・
時々干からびるな、との言葉に、全くその通りで・・・・干からびそうです・・・・
と頭に直接届く謎の声に返事をする。
だから・・・・全く・・・・
よく分からんが頭の中でいつもの謎の声にぼやかれた。
そして今日は・・・・8人で温泉を満喫中。
何故かもう突っ込まないが、ヒルダがいつも一緒に入るのは慣れたが・・・・ノエラ、何でお前までいるんだ?
「駄目でありんす?」
中途半端なその言葉、何処で覚えたのか聞くと・・・・
「娼館でありんす。」
と返事が帰ってきた・・・・
うん?商館じゃなく、娼館?
どういう事かと聞くと、
ノエラが語ってくれたが・・・・
実はノエラの父親は、実の父ではないらしい・・・・
「あちきはずっと娼館におりんした。父は客・・・・」
げ・・・・
「あちきは男に抱かれる商売を・・・・」
俺は言葉を遮った。
「だからそんな言葉を使ってるのか?俺はどうしたら良い?」
「ゆっくり・・・喋れば・・・普通の・・・言葉で・・・・本当は・・・・ありんすとかは・・・いやなのじゃ・・・・」
結局、父親に買われる形になったようだが、意外な事に?商才があったようで、自身の奴隷商の手伝いをさせていたらしく、そんな折、懇意にしている子爵・・・・ヒルダの父親・・・・から、誰か娘の付き人でいいのがいないか聞いてきたらしく、躊躇わずノエラを差し出したらしい。
そこでノエラはヒルダと出会い、侍女の様な立場で仕えていたようだ。
ノエラの養父?とヒルダの父との関係はよく分からないが、ノエラの父は、ヒルダの父親に恩義を感じていたらしい。
だから、たまたま別の・・・・この国で事業の拡大のために、本来の国を離れて無事だったノエラの父は、ヒルダ達に救いの手を差し出したらしい。
ごめん・・・よく分からない。あとで佐和にでも聞いておこう。彼女ならきちんと理解するだろう。
「本当は・・・・奴隷商なんて・・・・いやだった・・・・もし・・・・許されるなら・・・ここに置いてもらえないでしょうか、口田さま。」
ノエラが聞いてくる・・・・え?ノエラ商会はどうするの?
「あれはその・・・・隠れ蓑なので・・・・誰かに代わってもらえば・・・・いいのでありん・・・です・・・」
「ちょっとノエラ、抜け駆けは駄目よ?」
最近めきめきとスタイルが元に戻りつつあるヒルダがノエラに言う。
「お嬢さま・・・・その・・・・ごめんなさい・・・・」
謝るノエラ。
「良いのよ謝らなくっても。そうねえ・・・・口田様、私もここに置いて下さいな?」
イベッテとシビルが反応する。
嫁追加駄目!
順番が・・・・
うん?順番って何の事?
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