第200話 5人の女子会?
俺が風呂に入りに行っている間、部屋では女性のみで話し合いが行われている・・・・はず?
そして部屋では・・・・
佐和が「士門さんが居なくなった所で、緊急会議ですよ!」
「えっとどういう事でしょうか・・・・?」
話の分かっていないせつが質問する。
「先ずは、先に決めるのが、服の作成・・・・これを職人さんにやってもらうと言っていたわね。だけど、私達もするのよ。幸い、私と繁在家さんと安楽座さんには、裁縫と刺繍スキルがあります。繁在家さんには他に装飾が、意外な所では安楽座さんには採取、舞踊、私には装飾・服飾・デザインと役立ちそうなスキルがありますわ。しかも、此処には日本の衣類が沢山・・・・」
佐和がそう言うと、イベッテが言う。
「えっと・・・・私とシビルさんは今回あまりお役に立てそうにないわね・・・・」
イベッテが言うと、佐和が
「いえ、今回話には出ませんでしたが、イベッテさんとシビルさんのスキルには、薬を作成してもらうのに役立ちそうですね。私達が持ってるものを、再現、もしくは似たようなものの作成をお願いする事になると思いますの。」
流石は現役の先生と言った所。
で、みつえが・・・・
「私の採取、舞踊が何の役に立つのか分からないけど・・・・?」
「えっと・・・・服を作る前には、布を用意する必要があります。その布も、何かで糸を作って、それを元に布にしますが、糸の原料が必要です。この糸を得るのに、良質の素材を採取してもらう必要があり、今回唯一安楽座さんが所有していますから、ある意味一番の要になるのですよ?そして、舞踊ですが・・・・こちらは、モデルになってもらい、服の機能を決めるのに、役立つと感じたのです。」
色々考えてる。
そこに、シビルが割って入ってくる。
「前重さん、この話はそろそろいいんじゃない?肝心の事を話さないと、時間が無くなるわ。」
「そうだったわ。ありがとうシビルさん。それでは・・・・本題に入ります。繁在家さん、安楽座さんは、今でも士門さんと結ばれたいと思ってますか?私達3人は既に士門さんに抱かれましたが・・・・」
直球で聞く佐和。
答える2人は・・・・
「「もちろん!」」
見事にハモる。
そしてイベッテが・・・・
「じゃあ・・・・後は私達3人で決めるから、今すぐ2人は風呂に行ってきなさい!」
強い口調で言う。
「え?今からですか?」
と、せつが聞き返す。
「そう、早く行かないと士門出ちゃうから―」
シビルが素早く答える。
「えっと、心の準備が・・・・」
みつえが尻込みをする。
「駄目!ここで攻めなきゃ物に出来ないわ!さあ、早く行ってらっしゃい!」
佐和に背中を押され、出ていく2人。
残った3人は・・・・
「やれやれね。士門さん、変にあの2人に気を使って、抱こうとしないから・・・・年齢的にも彼にはアウトなんでしょうけれど・・・・」
佐和がつぶやく。
「え?何でですか?見た目だけで言えば、シビルさんと、そう若さに違いがあるようには見えないのですけど?」
イベッテが聞く。
「これは・・・私達の国の倫理観かしら?多分30男が、18歳の女子高生に手を出したら犯罪・・・・と言ったのがあるから。」
「よく分からないわ。15歳になれば問題ないわね、人間じゃあ。」
「ええ、シビルさん、私もそう聞いてますが、今まで士門さんがいた環境では、そうではないのですわ。」
こうして大人な女子会が始まっていく・・・・
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