第185話 クランの拠点に戻ってみると
ある程度話を終え、色々と店で売る方向で、そして、各々何が出来そうか、ある程度方向性が決まったので、一度クランの拠点へ戻る事にした。
ゲートを使い、戻ってみると・・・・
執事のマウリシオさんが待ち構えて?いた。
「ギルドのミゲル殿が、戻られたら早急に来てほしいと、伝言を仰せつかっております。」
はあ?何だ一体?
特に約束・・・・してないよな?
イベッテに確認するも
「私も聞いてないかな。聞いていればそもそも王都のギルドへ連絡があるんじゃないかな?」
「じゃあ何だろうか?」
「わからないわよ?いい解決方法は、今すぐギルドへ顔を出す事ね。」
イベッテがそう言うんだ。間違いはないだろう。
「じゃあ行くか。あ、マウリシオさん、俺達が留守の間、何か変わった事はなかったかな?」
「変わった事でございますか・・・・士門さま、クランパーティの”黒い奴”で、ございますが、最近でございますが、見たことも無い女性を連れ込んでございます。」
・・・・何やってんだよ?御国台の女子生徒とよろしくヤッといて、さらに別の女性を連れ込むとか・・・・自分で家を借りるなり、購入してからにしろ!
一度その辺りを話し合う必要がありそうだな・・・・で、奴らは・・・・?
「現在6名ともダンジョンに赴いてございます。」
・・・・まあいいか。
・・・・
・・・
・・
・
俺達はギルドに向かい、中に入ると素早く奥に案内された。
そして、一息つく暇もなく、ミゲルさんがやってきた。
「急に呼びつけてしまい、申し訳ない。」
いきなり謝られても・・・・
「えっと、何でしょう?謝られる覚えもないですし、用件があるなら先に言って下さい。」
「ああ、すまない。気が動転してしまってな。じつは・・・まだ魔物が街道に出るので、討伐してはもらえないだろうか?」
ええ・・・・また・・・・?
「強いの?」
「普通の魔物であれば、高レベルの冒険者で対応できるのですが・・・・」
「普通じゃない?」
「その通りなのです。」
「えっと、何がどうなって、どうしろというのでしょう?」
「ああ、今回は・・・・人為的な事なのだが・・・・どうやらテイマーが魔物を使い、道行く商人を襲っておる様なのだ。」
はああ?
そんなの騎士とかに任せればいいんじゃない?
「通常の魔物であればよかったのだが・・・・相手はワイバーンでな。」
ワイバーン?首の長い、空飛ぶドラゴンっぽいやつ?
また面倒な・・・・つーか、デカいんじゃない?そんなの隠れる場所ないでしょ?
「俺にその討伐をしてほしい、と?」
まじっすか・・・・
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