第173話 で・・・・ここは何処だ?

イベッテは、シーツを取り換えに行ってる。その間、俺は・・・・


外に出ていた。


可也大きな湖。


当然地図なんてないから、現在地が分からない・・・・

ここは何処なんだ・・・・?


イベッテだけなら、此処にゲートを展開して、戻ってもらう事も可能だ。


ゲートを使い捨てに出来るなら、何処か地上に出て、船を収納し、ゲートを使えば戻れる。だが、片方のゲートは置き去り・・・・


このゲート唯一の欠点というべきものだ。

なにせ、二方向を自由に往来する事を目的に作られているのだから、仕方がない。


そうだな・・・・そうじゃなく、ある一つの地点を起点に、例えばボタンを押せば、そこに行けるようなのを作れないか・・・・?


作れるならシラカワさん既にやってるんだろうな・・・・?

出来るかもしれないが、何かリスクがあったり?

魔力切れか、暴走か・・・・?


まあ、おいおい考えよう。


「ロンダーヴ、ありがとう。何時も助かるよ。」


【なんだい急に?ボクの魅力に今更気が付いた?】



僕っ娘かあ?


【あ、何?この言葉使い嫌なのかい?嫌だからって直せないからね?】


そんな事は思ってないよ?いやあ、お前もよく見ると魅力的だなあ、と思っただけさ。普段そんなにまじまじと見ないからさ?


【え?ボクを抱く気になったのかな?嬉しいけど、タイミング最悪だよね?昨日イベッテ抱いたばっかりでしょ?暫くはイベッテだけにしてあげなよ?落ち着いたら、ボクが相手してあげるよ?】



ああ、頼むよ。ところで、ここ何処だ?


【さあ?地名は分からないな?戻るのならできるけど?】


そうか・・・・周囲に何か変わった所があれば見てみたいが・・・・イベッテがいるからな?素直に帰るか。


【そうしたほうがいいよ?】


イベッテがやってきた。

どうやら風呂に入っていたようだ。


「どうしたの?士門さん。」


「いや、ここ何処かなあと思っただけさ?まあ、戻るだけなら、来た方向へ引き返すだけなんだけどさ?」


「そうでしたか・・・・それにしてもいい所ですね?ここには以前も?」


「いや?初めてだな。」


イベッテは俺の隣に並び・・・・


「士門さんもお風呂入って下さいね?」


「あ、もしかして汗臭い?浄化の魔法で・・・・」


「・・・・お風呂へどうぞ?」


素直に行ってきた。


戻ると、イベッテが食事を用意してくれてた。

まあ、そうは言っても食材に限りがあるから、凝ったのはできないけれど。


昨日のパンの残りと、目玉焼き、サラダ・・・・


2人、外でゆったり食べた。


・・・・

・・・

・・


半日かけて、クランの拠点へと戻る船。


え?その間何をしてたって?

イベッテに言われるがまま、何度も致しましたさ。

こっちがギブアップしても・・・


ああ、これが干からびるなよ、か?


もし5人全員と関係を持ってしまったら・・・そして、毎日5人と致す事になれば・・・


嬉しいけど、持たないな・・・・

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