第137話 積極的なエルフさん

「あ、もう寝たいから、離れてくれる?」


「いや・・・・このまま抱いて・・・・」


は?何言ってるんだ?


「いや、だって出会ったばかりだよ?」


「そんなの関係ありません。さあ、どうぞ?」


離れてくれたのは良いが、いきなり服を脱ぎはじめるエルフさん。

いや、見たいけど、ちょっと違う!


「風呂にも入ってないんだから!駄目!色々と!」


「先ほど浄化の魔法をかけました。問題ありません。」


どんどん脱いでいく・・・遂に下着姿に。


「駄目!こっちが駄目だから!もう寝る!」


やばい・・・・とにかく寝よう!そうしよう!幸いベッドは広い。


「お・・・俺はもう寝るからとにかくそういう事でお休み!」


やばい・・・・あのまま見ちゃったら・・・・しかし・・・・なんてきれいな肌だったんだ・・・・シミひとつなかったぞ!足も細く長いし、どうしたらあんなになるんだ!


無視して布団に入ると・・・・


「失礼します・・・・」


俺が強引に寝始めた布団の中に入ってくる。

目を瞑っていよう。


しかし・・・・


「あたたかい・・・・」


エルフさん、抱きしめてきましたよ?しかも・・・・思わず目を開けたら・・・・下着もつけていない、正真正銘の裸。

み・・・・・見ちゃった・・・・


駄目だ・・・・理性が・・・・持た・・・ない・・・


魔力が枯渇した俺・・・・そう、ロンダーヴと、ナビちゃんは俺の魔力を糧にしてるので、ちょっとずつ減るんだよ。

そのせいで、完全に枯渇。


しかも、こんなきれいな裸を目の前にして、もう色々興奮しちゃったわけで。顔も近く、息が顔にかかり・・・・

遂に俺は、エルフさんに手をだ・・・・・す事なく、気絶してしまった・・・・


「ちょっと?大丈夫ですか?もしかして気絶してしまった?ちょっと刺激が強すぎたのかしら?仕方ありませんね。このまま寝て差し上げますよ。おやすみなさい・・・・」


・・・・

・・・

・・


朝になったようで・・・何やら体が重い・・・・空気感も重い・・・・?


「・・・・さん?しもんさん?起きて下さい!どういう事ですか?何でこのエルフ・・・・・の女性が・・・・裸なんですか?」


うん?俺は急いで起きた。もう全力で!

すると、

「きゃっ!」


という声が聞こえ、目を開けると・・・・そこには・・・・全裸のエルフさんの、そう大事な所が色々と丸見えだった・・・・


思わず凝視する俺。

「見ちゃダメです!」


俺は何やら目をふさがれた。


・・・・

・・・

・・


何故か俺は今、せつ達4人の前で正座させられている。

その横で、しれっと服を着たエルフさん。


状況が理解できない・・・・


そして、数時間後、やっと理解してもらえた4人から解放された・・・・


「そう言う事は、先ずは私がして差し上げますから、今晩辺りお願いいたしますわ?」


年の近いさわに言われた・・・・何を今晩辺りお願いされたんだろう?


「抜け駆け駄目!」


「このしたたかさ、学ばなくては!」


みつえとイベッテがよく分からない事を言う。


これが修羅場と言う奴だろうか?

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