第83話 何やってるの?ナニだって?

クランに住んでもらうにあたって、色々と問題はあった。


まず、先に俺に付いてきたメンバーと、そうでない残留組、そして別口で救出した3グループに分かれる。


正直一度断っている残留組の面倒なんて嫌だが、頭を下げてきたので、一応受け入れた。


そして、別口の救出組は、最初についてきたメンバーと同等の扱い、つまりお金を渡しているという事である。


これに関しては、残留組からブーイングがあったが、衣食住今の所タダなので、これでも格別な扱いだとは思うのだが・・・・


そんな中、事件は起こった。


1人の女子生徒が真っ青な顔をして嘔吐し始めたからだ。

異世界の病気か?

何せ回復魔法が効かない。

どうやってもフラフラのまま。しまいには寝込んでしまう。もう起き上がれない・・・・

もしこのまま人にうつるのなら大変な事に。

そして・・・・2日後、新たな患者が、しかも2人・・・・やばい、伝染病だ。


必死で調べるも、分からない。さらに翌日もう1人が同じ症状に。

もうお手上げだ。どうしたら良い?どういった感染ルート?

何か見分けは?隔離は?


もう頭がパニックになって、一つの考えにたどり着けないでいた。

休む事無く対策をしていたら、今度は俺が倒れた。


そして・・・・俺が回復してから、唐突に理解した。

何故か?それは俺の症状と、他の人の症状が違ったからだ。



俺は、症状の出た・・・・結局12人になった・・・・に妊娠検査薬を渡し、調べに行くよう命令した。

もう皆の前で。プライベート?

俺におんぶしてる生活なのに好き勝手しやがって、そんなのねーよ!リア充爆発しろ!


事態の深刻さを理解したのか、前重先生・・・・ここではさわではなく前重先生・・・・大事な事だから!が他の先生と協議を始めた。


で・・・・結果全員陽性。お前等猿か?

ちゃんと”今度産む”使わなかったのか?

”もうすぐ産む”になっちまってるじゃねーか!


俺は切れた。もう見事なまでに。


お前ら全員此処を出ていけ!と叫んだよ。


せつ達に取り押さえられて、俺は監禁されたけど。


暫くして落ち着き、さわが来て、先生の協議の結果を教えてくれた。


多分他にもこれから現れるであろうから、男性陣は別の建物に住んでもらう事に。


え?ここ俺の建物なんだけど?

そう思ったけど、俺は此処に居て良いとの事。


ヒアリングの結果、父親は、俺以外の男子全員だった・・・・え?1人は、誰か分からない?何だよそれ?・・・・そう言えば一人、先生も妊娠?男性教師・・・・1人だけ居るんだが・・・・だった。


はああ?・・・どうしてこうなった?

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