第71話 狂った男子生徒
先に拘束した男子生徒に話を聞く。
ここに来た時からずっと、女性を・・・・女子生徒7人と、女性教師2人、男子生徒3人と、男子教師1人が此処に逃げてきたらしいのだけど、隙を見て、男性陣は皆、殺したんだとか。
魔物に殺された事にしたらしい。なんてこった。
何せ自分達7人は、力があると分かったから、これは何でもやっていいんじゃない?となって。なので、邪魔な男は殺し、そして、女性陣は・・・こいつらの慰み者として、監禁してたらしい。
こいつら・・・・7人とも黒だったのかよ。
それが変わったのが、先日食べた食材のせいで、体調不良になった数人の男子生徒が事の発端だったらしい。
知見寺が、自分の身体を犠牲に、オークの肉を焼いて食べてみて、どうなるか試したらしい。
目の前で肉を焼いて、食べてみせたから、実際に食べたのは間違いないらしい。
暫く経って、何ともなかったらしく、他の男子生徒もオークの肉を焼いて食べ始めたらしい。
そして、今回最初に小屋の前で確保した奴は、たまたま・・・?順番に小屋に2人程で向かっていたらしく、今回は知見寺と、2人して盛っていたらしい。
で、戻ってみると、木滝先生以外の4人が、腹を下してゲーゲーしていたらしい。
その内、2人は動かなくなり、2人は、フラフラになりながら起き上がり、どこかへ去ったらしい。
で、気になって、小屋に戻ったらしいけど、そうしたらあの惨状。
どうしたら良いか分からず、小屋の付近をうろついていた所、俺達に遭遇したらしい。
うわ、魔物の肉を食うとか、正気かよ!
あ・・・・これは常識?ちょっと知識が頭に入ってきたけど、普通は魔物の肉は食べないらしい?
調理スキルがあれば、食せる部位とそうでない部位の見分けがついて、食せるように調理が出来る?
うわ・・・・男がそうそう料理とかしないだろうから、そんなスキル誰も持ってなかったんだろうな?あ、木滝とかいう先生はもう大人だし、生徒よりは長く生きてるから、スキル持ってたのだろうか?
こいつらの処分も決めないといけないが、その前に保護した女性だな・・・・
一度拠点に戻るか。
小屋の中にゲートを設置、小屋にいた女性をゲートで拠点に移動させる。
「おかえりなさいませ、口田様。おや?この女性達はどうされましたか?」
執事のマウリシオさんが現れたので、簡単に経緯を説明し、メイドを呼んでもらい、保護した女性を休ませる事に。
拠点にはメンバー分のベッドと、客間として20人分ほどのベッドが用意してあるので、そこで休んでもらう事に。
浄化の魔法で綺麗になってるけど、風呂と食事の手配もしてもらった。
再び小屋に戻り、今後の相談をする。
御国台高校が無事かどうか、一刻も早く確認する必要があるな・・・・
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