第56話 クラン”御国台”
「何かありましたら、何時でもギルドに来て下さいね!」
館に到着し、引き渡しが終わった後、イベッテさんは戻っていった。
今日からここが我々の拠点か!
僕達4人は、個室を使うので、各々の部屋を見る事に。
流石に元公爵の別荘。
見晴らしがいい、というか庭が広い・・・・
部屋も落ち着いた調度品がさりげなく置いてある。
元々趣味が良かったんだろう。
4人とも満足し、一度拠点となる”クラン”の部屋に集まる。
そして今後について相談しようと思ったら、
”ミッションコンプリート!クランの拠点を手に入れちゃおう!やったね!っていうかもう拠点用意しちゃったのねえ、ちょっと早過ぎない?”
いきなり来た。女神さんのミッションコンプリートが。
ふー、今の環境に少し落ち着いてきたので、いきなり駄女神とかくそ女神とかと思わなくなった。
「何だよ、そのミッションって。そもそもどうやってミッションの存在を確認するんだ?」
”それは機密事項に抵触するので教えられませーん!”
・・・・なんだよ機密事項って。
「あ、折角だからちょっと教えてよ。ステータスだけど、これどうなってるの?どう考えてもレベルの補正後の表示が出ないんだけど?」
”何言ってるんですかそんなの表示させるわけないじゃないですか、敵にばれたら大変ですよ分ってるんですか?”
「いやその前に自分の能力値を把握しないといけないじゃないか?」
”何ですかそもそもあなたは、自分の元のステータス見れるんじゃないですか。そのステータスにレベル分の補正を足せばいいだけ簡単でしょ!”
「あのな・・そもそも能力値上限と下限が分からないじゃないか。」
”最低がFで最高は・・・・何だっけ?あそうそう、Fから始まってEDCBAとなるんですよそしてその上はS!更に上はSS!もっと上はSSS!更に更にSSSS!あーでもこれ以上の表示はないから”
「で、どうやって確認するんだ?」
”ギルドで確認するか鑑定で出るんだけど。使い方わからない?”
「サッパリだ。」
”ほら画面の横にステータス補正と言うアイコンがあるからそこを押せば選択画面出るからやってみて!”
「今日は丁寧じゃないか?何があった?お、あるな。これを押せば・・・・お、レベルによるステータス反映の表示 変更しますか?なるほど。じゃあ変更っと。」
”あらやだいつも私は丁寧ですよ?”
・・・・無視無視。おー!出たぞ。
<力: Cレベル補正後 SSSS>
<体力: Cレベル補正後 SSSS>
<知力: Cレベル補正後 SSSS>
<精神力:D-レベル補正後 SSSS>
<俊敏: Dレベル補正後 SSSS>
<魅力: D+レベル補正後 SSSS>
<運: Bレベル補正後 SSSS>
・・・・なんじゃこりゃ?
「おい全部SSSSと出るんだがおかしいのか?」
”レベル14だからこんなもんでしょ?何せ13も上がっちゃうんだから!たとえ元が全部FでもSSSSになっちゃうわよ!”
わーすげー。あ、後で3人のも確認しとこう。
そう言えばミッションコンプリートって他の奴らにもあるのか?そして、ミッション達成すると、どういうメリットがあるんだ?いまいちわからん。
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