第25話 校舎の生き残り

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美女を武道室の中に入れて、寝かした後、この中にいた人を集めてもらった。

男性の先生が2人、女性の先生が、この美女含め4人、生徒は女性が50人ほど、男子は5人ほどしかいなかった。

殆どが体育館でやられてしまったみたい・・・


この5人と男性の先生2人は、たまたま買い出しに出かけていて、無事だったようだ。

戻ってみると体育館は化け物に襲われていて、こちらに来たんだとか。


「じゃあ、校舎の方は分からないんですね?」


「そうなりますな。流石にそこまで行けません。ここの生徒たちを守るので精一杯だったからな。」


と男性の先生。


「どうします?校舎の方も確認きちんとしますか?僕は一応校舎に入って探したけど、くまなくは探していないうえに、たまたま音楽室でバリケード築いてるこの子たちを見つけたけど、それ以外は分からなかった。」


そこでせつが割って入った。


「しもんさん、音楽室に残してきた部員が心配なので、戻りたいんです。」

そうだった・・・


「あ、そうだった。一度戻ろう。」

そう言って準備を始める。大丈夫だといいけど。


パワーレベリングの事はひとまず置いておいて・・・まあ内緒で・・・・

現状を軽く説明する。


一応、6人ぐらいでパーティを組んでもらい、お、複数パーティが集まって、それを纏めるのがクランというのか・・・・僕の名前で一応クランを作り・・・・そう、それぞれパーティ名が必要みたいなので、こちらの名前は”吹奏楽と口田”とした。

クラン名は一応”御国台”としておいた。

ここの生徒にわかり易いようにね。


そして今回は・・・レイド?申請で全員俺を中心とした、レイドパーティを組む事に。

これは倒した化け物の経験値が、皆に分配出来るからなんだけど、出来ればこの先此処に居る全員が、生き残れるようにとの、考え。


そして、音楽室の生き残りにも、同じ申請をして、残りの化け物を討伐しようという考え。


一度ここを閉め直してもらい、俺とせつ、安楽座さんと向かう事に。


校舎までは何もおらず、先ずは1階から見ていく事に。

1階は一番狙われるからなあ。

そう思っていたけど、誰もいない感じ。

調理室は・・・居ない。職員室も・・・居ない。

ちょっと考えがあって物色。拡声器があったのでこれを持ち出す。

トイレも見たけどいない。

結局1階は誰もいなかった。


2階の教室も誰もいない。

そして、実習室?には・・・居た。

男子生徒5人と、女子生徒9人、女性教師と男性教師がそれぞれ1人。


化け物に襲われて、2階にいた生徒と先生が皆ここに集まったようだ。

ここでも説明して、パーティ組んでもらい、クランに取り込み、レイドパーティに加えた。


そして、3階。結局3階には、図書室に15名ほどの生徒と先生がいて、一緒に音楽室に向かう事に。

そういえば3階は、音楽室の方しか見てなかったからな。


音楽室の前は、相変わらずバリケードがあったけど、変化なし。

声をかけると反応があり、生徒の一人が顔を出した。


知らなかったけど、先生が1人いるみたいで、しかし怪我をしていて起き上がれないそうだ。

まあ、生きてるんだから一応パーティを組んでもらい、同じくクランに加入、レイドパーティに取り入れた。


そう言えば、この間に確認したら、レイドパーティは、別のクラン同士も加入して組めるみたい。

そうなると、1人当たりの経験値とか微々たるものになりそう。

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