第9話 情報

しかし、僕が画面を見ても、自分の情報が出てこない。無論、さっきから言ってるスキルを、僕が何を取得してるか、も。


で、聞いたら・・・・ギルドで見てもらうか、鑑定がないと見る事ができないとの事。いや、その鑑定ぐらいくれよ、迷惑してるんだから。


でも、一応教えてくれるみたい。


保有スキル


鍛冶・道具作成・身体強化・剣術・サバイバル・馬術・護身術・投擲術・格闘術・窃盗・隠蔽・修復・操作・運転・調理


*スキル所持上限に達しています*


は?えっと・・・何だこれ?

えっと、戦うのに必要なのと、戦い以外のスキルと、ごっちゃになってる?

窃盗って何だよ?

コンビニで店の商品、金払わず持ってきたから?


操作とか運転とか、えっと車の運転とか?

それにスキル上限って何だよ?


そう思ってると、


「もういいですよね?さあ魔物の討伐に、行っちゃって下さい!そして勇者候補といちゃらぶ、いいじゃないですか!」

・・・・オイもう見れない。しかも勇者候補といちゃらぶって・・・・女?

「おい、もう見れなくなってるんだけど、それと、あんたが召喚しようとしてたのは、女なのか?」


「えっ?何言ってるんですか、当り前じゃないですか、何が悲しくてむさい野郎を、召喚しなくてはいけないんですか、やっぱり女の子ですよ!」


・・・・腐ってる・・・・

何かに気が付いたのか、何かさっきの上司?と相談してるっぽい。

「そんなあなたに朗報でーす!ただで魔物を討伐してとは、言わないので、先に素晴らしいアイテム渡しちゃいます!」

何か上司?から受け取ってるぞ。


そして、目の前に落ちてくるアイテム?

えー剣?

飾りっ気が無いけど、大丈夫かこれ?

あとは、カバン?

見た目普通のカバン。カバンというかリュックだな。

あと服?

あれ?

ストゥ〇ィオスのタイロンジャケットじゃね?

それにズボンも・・・・全部黒い!

ついでに今夏・・・・あんなの貰っても、うれしくねえし!

でも高いんだよな、買うと。



「さあさあブランドものですよ!さっさと受け取って、魔物討伐に行きやがれ!」


・・・・駄目だこの女神。そしてまだ、後ろにいる上司にどつかれてる。

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