ワンコが来た!

うちに旦那の愛犬がやって来た。

ミニチュアシュナウザーである。


14歳の美犬である。


この間、立てなくなり病院にすぐに連れていくと『緊急手術』と言われました。

腹膜炎でお腹に大量の膿が溜まっていた。

危険な手術と言っていたが、獣医の先生を信じてお願いした。

手術する前、愛犬に声をかけた。

「元気になったら一緒に大好きなイチゴを食べようね」と。

私はその日、泣いてしまった。

助からなかったらどうしようと・・・。

「覚悟はしていてください」との言葉が受け入れられなかった。


愛犬の手術が無事に終わり、全摘した卵巣と子宮をそっと見てみると、膿が凄かった。

なんで今まで気づかなかったんだろう?と自分を責めた。


入院した翌日、獣医から電話が来た。

『ご飯もお水もオシッコもしないので来てほしい』と。

すぐに病院へ行くと、愛犬は元気に立とうとしていた。

多分、寂しかったのだろう・・・。

家に連れて帰り、タオルを用意して楽な体勢にして寝かせた。

始めはスープ状のものから飲ませる。

旦那と私は交代で寝て愛犬を看病していた。

抜糸が終わるまで油断できない。

旦那は愛犬の貧血を抑えるため、レバーを買ってきてペースト状にして舐めさせる。

それを美味しそうに舐めていた。

旦那はレバーの臭いがダメだが、愛犬のためと自分に言い聞かせ潰していた。

私がやろうかと言っても俺がやるの一点張り。

看病は1週間続いた。



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