閉じる
表示設定
目次
人間荒野
モクモクと昇る黒煙が
空を染め上げて
一筋の群青色も見えぬ。
向こう岸はこちらの世界
灰色に流れる河川を
プカプカと揺れていく
かつての清流も見えぬ。
ガンジスと嘯（うそぶ）いても救われず、
神様に足元を掬（すく）われる。
盲目の光
掴み損ねて、まるで恐怖と不安
跪（もが）いて、縋（すが）りついて
天使か？悪魔？
ガラガラと崩れ落ちて
クルスを握りしめて無慈悲
有り得（う）べくもない現実と
せせら笑う明日は来り
もう
戻れぬものだ。
一筋の群青色も見えぬ
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます