言灯詩編

ひとはひと。

ひとはひと

人は人で教えないといけない

人は、人の暖かさで育っていく

だから、精一杯暖めてあげよう

ことばは、すべてを伝えきれないから

目上の者は、最大限汲み取ってあげよう。

悲しいかな。

今は、教える人も教えられる人も心が貧しく、冷たい時代になってしまった。

だからこそ、

人には人で、

冷たい心に寄り添って

人には人で、

悪しきところを赦して

人には人で、

短所を補ってあまりある長所を認めてあげよう。

そして、伝えてあげよう。

ここはそういうとこだけど、

そういう人が集まるとこだから、

冷たい心が温まるように

徐々にぬくくなっていくように、

今はじっと、手で支えて持って包んであげよう。

機械も良いけれど、

一等大事なことは、

人は人から学ぶから

人で人を教えていこう。

いつまでも、どこまでも、

所詮、ひとはひと。

身の上を嘆くな。

人のせいにするな。

人を憎むな。

人をわかれ。

できる限り、信じよ。

そして、あたためあえ。

人は人で教えるのだ。

その限り、あちらもこちらも

学んでいく。

所詮、ひとは人。