90:噴き上がる炎

「何だとぉ!親父ぃ!もう一度、言ってみろ!」


 ラトン族長 ウルバノの家で、ミゲルはテーブルを叩きつけ、ウルバノに詰め寄った。その整った顔の中央には深い縦皴が寄り、急角度に釣り上がった眉と相まって、凶相と化している。そしてミゲルの髪は、持ち主の心を映し出したかのように逆立ち、炎のように揺らめいていた。


 ミゲルの凶相を目の前にしてもウルバノは動じず、厳かに宣言する。


「今、ラトンは、モノに兵を出さん。森の防備を固め、奴らを迎え撃つ準備を進める」

「親父!モノを見捨てる気か!?」

「見捨てるのではない。手遅れだ。今行っても間に合わん」

「な…!?」


 絶句したミゲルに対し、ウルバノは懇々と諭す。


「伝令が、モノを発ったのは4日前だと言っていた。ラトンからモノへは、通常6日かかる。今から向かっても、モノが襲われてから10日後だ。とうの昔に決着がついている」

「し、しかし…」


 苦渋で顔を歪めるミゲルに、ウルバノは、むしろ優し気に声をかける。


「ミゲル、お前の気持ちは良くわかる。しかし、今は堪えろ。モノが陥落した今、次に襲われるのはティグリか、我々ラトンだ。これ以上、エルフの同胞に被害を広げるわけにはいかない。我々ラトンが防波堤となり、人族の魔の手からエルフを救わねばならんのだ」

「…」

「先ほど、ガトーの森に早馬を出した。ガトーのエルフが到着するまで我々がここを防げば、勝機はきっとある。今は一人でも兵が欲しいのだ」

「…」


 ウルバノの説得に、ミゲルは下を向いたまま、肩を震わせている。その息子の苦悩する姿を、ウルバノは沈痛な面持ちで見つめていた。


 今回のモノを襲った厄災について、ミゲルは自分のせいだと思っていた。やむを得ない事とは言え、自分が不用意にカラディナを横断した事で、人族に攻め入る隙を与えてしまった。しかも、その矛先は自分ではなく、無関係とも言えるモノに向けられた。自分の浅はかな判断が、モノに取り返しのつかない不幸を招いた事に、ミゲルは悔やんでも悔やみきれない思いに苛まされていた。でき得る事なら一刻も早くモノへと向かい、少しでもモノのエルフ達を救い、償いたい。しかし、その一方で、自分の感情だけでラトンのエルフ達を危険に合わせるわけにはいかない。ましてや、その焦燥な行動が、今度はラトンを絶望へと突き落とすかもしれない。だが、ここで動かなければ、自分は恥知らずになる。ミゲルの心の中で、感情と理性が激しく剣を合わせる。


 テーブルに顔を向けたまま歯ぎしりをするミゲルの頭頂部に、ウルバノの声が降り注ぐ。


「…だが、奴らの動向を探るのは、決して怠るべきではない。そこでミゲル、お前に斥候を命じる。索敵部隊3,000を率いて、奴らの動向を探り、私に報告しろ」

「親父!」


 勢い良く顔を上げたミゲルに対し、ウルバノは仏頂面を浮かべた。


「ラトンは、血の気が多すぎる。形だけでも兵を出さんと、納まりがつかんからな。だが、言っておくが、今は一人でも兵が欲しい。不用意な戦いを起こして、無駄な消耗をするな。あくまで索敵が主である事を忘れるなよ?」

「わかった。恩に着るぜ、親父!」


 そう答えるとミゲルは身を翻し、すぐさま広場へと向かう。その後ろ姿を見ながら、ウルバノは内心でサーリアに祈った。これが、息子との最後の会話にならない様に、と。


 実のところ、ウルバノ自身もミゲルと同じ思いだった。ミゲルの血の気の多さは、父親譲りである。それでもウルバノは長い族長としての経験を経て、何とか自身を抑え、氏族を第一に考えて行動できるだけの自制ができるようになっていた。しかし、残念ながら息子は、まだ自身を抑えられないようだった。


 今回の厄災に対し、ウルバノは、自分の判断に自信が持てないでいた。モノからの伝令によって、敵がラトンの総人口の倍以上いる事が判明している。そして、敵がすでにラトンへ向かっていれば、ガトーからの応援は間に合わない。いくら防備を固めても、防御設備を持たないエルフの森では、たかが知れている。そしてウルバノは、グラシアノと異なり、森を捨てるという策に行きつかなかった。


 その中でミゲルが出征を求めた事に対し、ウルバノは一縷の望みを託して、ミゲルの行動に許可を与えたのだった。この行動が、ラトンに襲いかかる危機に何らかの光明を齎すかも知れない、と。また、仮に何も齎さないとしても、少なくとも息子の成長には繋がる、と。いわば、藁にも縋る思いで、ウルバノは息子を送り出したのであった。




 ラトンの森を出立した索敵部隊3,000は、ミゲルの逸る心を表すかのように、索敵とは思えないほどの直進性をもってモノの森へと向かう。その速度も馬が耐えられるギリギリであり、その結果索敵部隊は、通常6日かかるところを5日で走破した。




 ***


 辺りはすでに日が落ち、闇の帳が辺りを覆っている。モノの森では、夜行性の鳥が早くも鳴き始めていた。


 ミゲル率いる索敵部隊はモノの森の北西部へと到着し、森の様子を窺っていた。彼らの目は良く、遠くの物まで良く見えるが、暗視能力については、人族と同レベルであった。しかし、ミゲルは人族より遥かに優秀な耳を活用して、闇夜に紛れて捜索する事に決める。


 ミゲル達は森の外れに馬を繋ぎ、警戒に300を残すと、残りの2,700で少しずつ森の中を進んで行く。やがて、先頭付近を進むミゲルに、別のエルフが小さく声をかけた。


「若。予想よりも遥かに数が少ない。これは、主力がティグリに向かったのかも知れない」

「ああ、その可能性が高いな」


 すでにミゲル達は、森の中ほどまで進んでいた。もし、人族の全軍が駐留しているのであれば、とっくの昔に人族の兵を目にしているはずだ。しかしその様子は一向になく、未だに森の奥深くから複数の笑い声が聞こえるだけとなっている。ミゲル達はその笑い声を頼りに、少しずつ森の中を進む。


 やがて、森の中に明かりが見えて来た。どうやら焚火と思しき明かりは、森の中央広場から出ているようだ。笑い声や歌声はあちらこちらから聞こえており、ミゲル達は弓に矢をつがえたまま、慎重に藪の中を進む。そして、ミゲルは藪の隙間からそっと中を覗き込み、一瞬で頭が沸騰する。


 広場では、複数の人族が酒を飲み、笑っていた。その誰も彼もが武装を外してだらしなく服を着ており、中には上半身裸の者もいる。彼らは輪を作り、笑いながら輪の中心を眺めている。その中心では、




 複数のエルフの女達が、一糸まとわぬ姿でより多くの男達に圧し掛かられたまま、虚ろな表情で空を見つめていた。




 ミゲルは唇を噛みちぎり、男達に血走った目を向けながらハンドサインを送り、ラトンのエルフ達を展開させる。広場の醜悪な情景を見たエルフ達も目を剥き、歯を食いしばりながらも、ミゲルの指示に従い、静かに広場を包囲していく。人族の男達はそれに気づかず、女達に圧し掛かり、腰を振っている。


 やがて一人の男の腰の動きが荒々しくなり、男が雄叫びを上げようと顔を上げたその時。


「…あ…」


 男のこめかみに1本の矢が突き立ち、男は本当の意味で昇天した。


「ラトンの勇士よ!モノの無念を!モノの悲しみを!モノの怒りを晴らせ!人族を皆殺しにしろ!」

「「「おおおおおおおおお!」」」


 藪の中からミゲルが飛び出し、剣を振り下ろして突入する。それに合わせて無数の矢が人族へと襲い掛かった。


「ぐわあああああ!」

「ぎゃあああああ!」

「て、敵襲…がぁ!」


 男達の体に何本も矢が突き立ち、何人もの男が瞬く間に絶命する。ラトンのエルフ達は次々に藪の中から飛び出すと、ある者は矢をつがえ、またある者は剣を構えて、広場へと、明かりのついた小屋へと突入して行く。


 森のあちらこちらで怒号や断末魔が聞こえ、森の中心に再び、血の匂いが充満していった。




 モノの森に残った駐留軍は、ミゲル達の奇襲に全く備えをしていなかった。


 駐留軍は、すでに戦いは終わり、後は本軍の帰還を待つだけという気持ちで、モノの女達を抱く事だけに明け暮れていた。本軍が出立して1週間が経ち、その間一度も敵の姿を見ていない。駐留軍は次第に気が緩み、浴びるように酒を飲んで、モノの女達を好きなだけ抱く毎日が続いていた。そして、駐留軍の全員が、この日もその繰り返しで一日が終わると考えていた。しかしその日に終わったのは、一日ではなく、駐留軍の男達の人生だった。


 駐留軍の男達は、ミゲル達の突入を前に、剣を持つどころかズボンを上げる間もなく斬られ、次々に絶命していく。ラトンのエルフ達は血飛沫をあげる男を蹴り倒すと、その下で虚ろな表情をしているモノの女達に涙を流して詫び、シーツや毛布を掛けるとすぐさま次の人族を探して飛び出していく。こうして、モノの森の緑の絨毯に赤い染みが次々と広がっていく。


 赤い染みは、北西方向から南東方向へと、扇形に広がっていった。




 ***


 その夜の巡回の途中でいつも通り落とし物をしたコレットは、広場に戻ろうとしたところで、多数の悲鳴と剣戟の音に気づく。彼女は背中に掲げた弓を持ち、矢をつがえると、急いで広場へと向かった。


 そして、広場に向かう途中でコレットが目にしたものは、折り重なるように倒れ、息絶えた西誅軍の兵士達と、逃げ惑う兵士を背後から斬り、射抜く、エルフ達の姿だった。


「た、助けてくれ!」


 コレットに気づいた兵士の一人が、逃げる方向を変え、コレットの方へ向かって来る。しかし、その途中でエルフに追い付かれ、背中から袈裟斬りされ、鮮血を撒きながら地面へと倒れた。


「くっ!」


 コレットは急いで弓を引き、兵士を斬り倒したエルフに矢を放とうとするが、


「あぅ!」


 矢を放つために引き延ばした左手の甲にエルフの矢が突き立ち、コレットは弓を取り落としてしまった。


「畜生!」


 コレットは呻き声を上げるが、すでに弓を拾う暇がない。兵士を斬り倒したエルフの男がこちらへと駆け出しており、コレットは身を翻してエルフから逃れようと走り出す。しかし、


「ぐぅ!」


 コレットの右太ももに矢が突き立ち、コレットは激しく転倒する。そして、起き上がろうとした彼女の右肩にもう一本の矢が突き刺さった。


「ああっ!」


 思わず叫び声を上げるコレットに、エルフは構わず襲いかかり、コレットを蹴り飛ばして馬乗りになる。そして、エルフの男は剣を逆手に持つと、剣を振り上げ、平板な抑揚で声をかけた。


「女、悪く思うな。モノの無念を晴らさせてもらう」


 目の前に振り上げられた剣の切っ先を見て、コレットは観念する。ああ、運命の男にも出会えず、こんな僻地で殺されるだなんて。あの代官め、末代まで呪ってやる。


 そう思いながら、コレットは目を瞑った。




「駄目ぇぇぇぇぇぇぇぇ!この人を殺しちゃ、駄目ぇぇぇ!」

「お願い!この人だけは殺さないで!」


 突然、自分の体に触れる温かな人肌を感じ、いつまでも終末が訪れない事を疑問に思ったコレットは、ゆっくりと目を開け、そしてそのまま目を見開いた。


 コレットの上には、薄汚れた二人のエルフの少女が覆い被さり、身を挺してコレットを守ろうとしていた。その顔は上を見上げ、未だ剣を振り上げたまま動きを止めたエルフの男を見据えている。


 エルフの男は剣を振り上げたまま、二人の少女に語り掛ける。


「モノの娘達よ、そこをどけ。お前達の森が、そこの人族達によってどれだけ踏みにじられたか、わかっているだろう?何故、その女を庇い立てる?」

「違う!この人だけは違う!この人は、私達を助けてくれた!」

「そう!この人だけは、私達を見逃してくれた!」


 少女達の必死の訴えにも、男は表情を変えず、ただ、左右に目配せをする。


 やがて二人のエルフの男が近寄り、少女達の肩を掴んで引き剥がした。少女達は非力で、抵抗も空しく、再びコレットの体が馬乗りになる男の前に露になる。


 ああ、今度こそ終わりだ。畜生め。


 コレットは再び目を瞑り、最期の時を待つ。しかし、


「「駄目ぇぇぇぇぇ!」」


 男達を突き飛ばした少女達が再びコレットに覆いかぶさる。そして、剣を振り上げる男に対し、声を張り上げた。




「わ、私、キケの娘 モニカはこの人族の女性を、命を賭けて守り通す事を、サーリア様に誓います!」

「私、キケの娘 エリカは同じくこの人族の女性を、命を賭けて守り通す事を、サーリア様に誓います!」


 二つの誓いが森の中に響き渡り、男は剣を振り上げたまま、動かなくなった。




 暫くの間、誰も動かなかった。コレットも、二人の少女も、馬乗りになった男も、少女を引き剥がそうとした男達も、誰も動かなかった。ただ、薄汚れた二人の少女が発する、鼻を突くような悪臭だけが、辺りを漂っていた。


 やがて、馬乗りになった男は溜息をつくと剣を収め、その場に立ち上がる。そして、二人の少女を見据え、口を開いた。


「モニカと、…エリカと言ったな?ラトン族長 ウルバノの息子 ミゲルより、二人に頼みがある」

「「は、はい!」」


 コレットに覆いかぶさったまま、モニカとエリカは、ミゲルを見上げたまま、声を張り上げる。


「この人族の女を、捕虜にする。君達二人に、この捕虜の監視を頼みたい。いつ何時でも捕虜から離れず、逐一監視して貰いたい。…できるか?」

「わ、若?」


 ミゲルの依頼に二人の男は狼狽えるが、モニカとエリカは即答する。


「は、はい!ミゲル様、任せて下さい!」

「はい!エリカ、一生懸命見張ります!」


 勢い良く首を縦に振る二人にミゲルは頷き、コレットへと目を向ける。


「そういう事だ。女、大人しく武装解除してもらうぞ?」

「あ、ああ、わかったよ」


 そう答えたコレットは顔を顰めながら体を起こし、矢と短剣を取り出すと、ミゲルへと手渡す。受け取ろうとするミゲルに、コレットが問いかけた。


「しかし、何故私の命を救ってくれたんだい?」


 コレットの問いに、ミゲルは仏頂面のまま答える。


「我々エルフにとって、サーリア様への誓いは、命を賭けて守るべき神聖なものだ。モニカとエリカの二人があんたに対しその誓いを立てた以上、我々は手を出せんよ。少なくともあんたが我々に危害を加えなければな。女、あんたの名前は?」

「…コレット」

「コレット、後で人族の軍の事、色々と話して貰うぞ?」

「ああ、わかった」


 コレットから矢と短剣を受け取ったミゲルは、手を伸ばしてコレットを立ち上がらせる。呻き声を上げながらも立ち上がったコレットの左右に、モニカとエリカが張り付いた。


「コレットさん、大丈夫?」

「コレットさん、無理しないでね?」


 二人の少女の、コレットを案じる眼差しを受け、コレットは頬を緩める。


「モニカ、エリカ、助けてくれてありがとう。しかし、私はアンタ達の森を襲った人族の片割れだ。何もそんな、命を賭けてまで誓いを立てなくとも良かったのに」


 コレットの気遣いに、モニカが首を横に振る。


「ううん。形はどうであれ、私はコレットさんによって命を救われたの。恐ろしい、人族の魔の手から身を守る事ができたの。もちろん、襲ってきた人族達は憎いし、仲良くしたいとは思わない。でもコレットさん、あなただけは違う。あなたとだけは、仲良くしたい。私達を助けてくれた恩を、返したかったの」

「アンタ達…」


 二人の純粋な眼差しに、コレットは胸を打たれる。人族とは異なる、素朴で純真な心を持つエルフ達。男達でさえ、非力な少女達の誓いを真に受け、我を曲げて剣を引いた。その実直さが、コレットには羨ましく感じられた。コレットは痛みを押して腰を屈め、二人を抱きしめる。


「モニカ、エリカ、二人ともありがとうね。そして、人族の一人として謝らせておくれ。あなた達の故郷に酷い事をして、本当にごめんなさい。私一人でできる事なんてタカが知れているけど、できる範囲で償わせて貰うわ」

「「コレットさん!」」


 モニカとエリカはコレットに抱きつき、三人は暫らくの間その場から動かなかった。




 やがて、ミゲルがコレットに近づき、肩に手を置く。


「コレット、それでは歩きづらかろう。少し痛いだろうが、我慢してくれ」


 そう言うと、右肩と右足、左手に突き立った矢を手で掴むと、次々に引き抜いた。


「ぐぅぅぅぅ!」

「「コレットさん!」」


 痛みに顔を顰めるコレットに、モニカとエリカが近寄る。そんな二人に、コレットは涙目で笑みを浮かべる。


「だ、大丈夫だ。心配しないでおくれ」


 痩せ我慢するコレットに、ミゲルは黙ったまま軟膏を取り出すと、手際良く患部に塗り、包帯を巻いていく。些か驚いて硬直していたコレットだったが、やがておずおずと礼を述べた。


「あ、ありがとう。…ええと」

「ミゲルだ」

「そうか…。ありがとう、ミゲル」


 しおらしく礼を述べたコレットを、ミゲルは一瞥しただけで、患部に目を戻す。その堂々としたミゲルの振る舞いを、コレットは暫くの間、ぼーっと見つめていた。


「よし、これでいいか。…コレット、どうした?」

「あ、いや、何でもない…」


 ミゲルに問いかけられたコレットは慌てて下を向き、ミゲルは怪訝な表情を浮かべる。しかし、すぐに意識を切り替え、広場へと顔を向ける。


「さて、他のモノの女達を救出しなければな。行くぞ」


 そう言うと、ミゲルはコレットを引き連れ、二人の少女と二人の男を合わせた六人は、広場へと向かって行った。

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