第24話 その二十四
町について馬車が用意してある宿屋に少年とライオンがいた。
レンとニコラスだ。
「またせたな」
「はいはーい、これからよろしくねー。姫様も、しっかり護衛するから、僕らにどーんと任せちゃって」
「よろしく頼むわ」
「それと、確かめておきたいことがある。君らの秘密とやらを騎士団長から聞いたんだが」
「なんだ聞いてたのか、面白くないなあ、驚かせようと思ってたのにー」
そう言うや、レンはニコラスの口の中に入っていった。
少年とライオンの融合。
獣人になったのである。
姫は驚きで愕然としていた。
「あ、あ、獣人って初めて見たわ」
従者は、
「まさか、分離するとは、私も夢にも思いませんでした」
と言った。
「僕らは特別なんだ、この姿の時の名前はランス・コ・レニー」
旅は始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます