学生警察

@Roselia123

第1話 警察になった俺

俺の名前は白金拓也。中1の普通の少年だ。だが、あの日を境に俺は、今までの、平凡ライフを捨てざるおえなくなった。

ある日のこと、いつも通り学校を終えて、家に帰ってきたところ、父さんに「話がある。荷物を置いたら、リビングに来なさい。」と言われた。紹介し忘れたが、父さんの名前は、白金正孝という名前だ。俺は、めんどくせぇーと思いながらもリビングに行った。そしたら、俺のいとこの美月と、その家族が集まっていた。なんでいとこが来てるんだ?正月でもないのに。なんだかピリピリした空気の中、父さんが口を開いた。「驚くかもしれないが、今日から、拓也と美月はコンビを組み、警察として働いてもらう」と言われた。俺は、思わず「どういうことだ?!」と叫んでしまった。美月もポカンとしている。興奮する俺を母さんが「まぁまぁ。」と言って落ち着かせようとしていた。だが、冷静になって考えてみれば、これまでも、よく分からない不可解なことをさせられていたような気がする。例えば、ロッククライミングや柔道、空手など他にも色々なことをさせられていたような気がする。こんなことを考えていると、父さんが「実は、この家系では、中1になったら警察として働いてもらうことになっているんだ。」確かにうちの、父さんは、警視庁捜査一課のトップだ。だが、こんな漫画みたいなことがあるのか。父さんは、俺の反応など気にせず喋り続ける。「確かに普通に考えてみれば未成年で警察になるなんておかしいと思うだろう。だが、美月と、拓也のIQは200という普通の、大人よりも遥かに高いんだ。そして、うちの家系のIQは、みんな200なんだ。今すぐ答えを出せとは言わないから考えてくれ。」

あれから、1週間後

俺は、美月とchatというメールを送るアプリを使ってやりとりをしていた。

俺  なぁ、この前の話どうする?

美月 警察になるってやつ?

俺  そうだ。

美月 あたしは、やってもいいかなって思うわ。

俺  なんでそう思うんだ?

美月 元々あたしは、将来、人を助けられるような人になりたいなと思っていたの。 今回の話も人を助けられるような仕事じゃん。だからこそやりたいなと思ったの。

俺  だが、これはお前が思っている以上に大変な仕事だぞ。もしかしたら、体を張って犯人とかと戦わないないといけなくなるかもしれないんだぞ。その覚悟は、できてるのか?

美月 それは、覚悟の上だわ。だけど、さっきから、私のことしか聞いていないけどあなたは、どう思っているの?

俺  俺は、いいよ。自分の父親が警察の捜査一課に勤めてるし将来は、俺も警察署に就職するつもりだったから。今から、色々な経験を積んでおくことは、大事だと思うから。

美月  じゃあ、確定ね。

俺  そうだな。

美月 でも、いつ、このことを言うの?

俺  今度、旅館に泊まる時があるだろう。その時に言えばいいじゃん。

美月 りょーかい!




旅館に泊まる日

俺たちは、美月たちの家族と俺らの家族で別府温泉に来ている。

旅館(花曇り)の温泉を堪能して今、夕食を食べている。

俺は、「父さんちょっと話がある。」があると言った。

父さんは、「何の話だ?もしかして例の話か?」と言った。

俺は、うなずいた。

父さんは、旅館の人の目に気づき「別の部屋で話そう。」と言った。

俺は、ここで1個疑問に思った。なぜ、旅館の料亭ではなく別の部屋なのか。俺が疑問そうに思っていたのに気づいたのか、「どうかしたのか。」と聞いてきたので、「どうして別の部屋でやるの?」と聞いたところ、「あとで話す。」とそっけなく言われた。着いたのは、特別室というプレートが貼ってある3畳くらいの部屋だった。その後、美月も来た。父さんが「例の話だろ。どう判断してくれたんだ?」と言った。俺たちは、声を揃えて 

「「警察の役目やらせていただきます。」」

すると、父さんが満足そうな顔をして「ありがとう。早速だが、お前たちの活動などの話をするからよく聞いててくれ。これから、お前たちは、コンビを組み警察として働いてもらうことになる。所属する警察署は、東京の警視庁に勤めてもらう。今、この瞬間から、美月と拓也は、Blue Roseとして活動してもらう。」

すると、美月は、「青い薔薇………。花言葉は、不可能を可能にする…か」だが、俺は、なぜ別の部屋で話すことにしたのか疑問が残っていた。そこで、父さんに聞こうとしたところ、部屋を足早に出て行ってしまった。まぁいいか。今度聞けばいいやと俺は、思った。美月が、「私、先に寝るね。」と言って部屋を出て行った。

だが、この時は、気づかなかった。俺たちがもうすでに、ある人物に狙われていることを。


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