第2話≪≫

次の日も彩香と登校した。

下駄箱につくと1年の下駄箱の前に

3人の女がいた。


由紀≪昨日晶達といたよね?≫

奈緒≪はい。なんですか?≫

由紀は奈緒を突き飛ばし

奈緒はしりもちをついた。

由紀≪1年の癖に調子こいてんな?≫

奈緒≪1年だからなに?≫

彩香≪あんまり奈緒を怒らせない方が…≫

由紀≪そんなの知らねぇよ

ちょっと裏来いよ≫

奈緒≪なに?びびってんの?

下駄箱の目の前の運動場でいいけど?≫

由紀は舌打ちしつつ、運動場へでた。


由紀≪私のことなめてる?≫

奈緒≪そのセリフそのまま返す~≫

由紀は奈緒に殴りかかってきた。

奈緒はよけた


奈緒≪え?なに?≫

由紀は何度も殴りかかってきた。

奈緒は何度もよけた。


彩香は登校してきた晶と旬をみつけ事情を説明していた。

彩香≪…ます。奈緒…空手の黒帯なんで殴られることはないと思いますが…≫

話の途中で晶は奈緒の元へ走った。


晶≪奈緒!!≫


由紀≪うわ~!晶くんだ~!≫


晶は由紀に唾を吐いた。


由紀≪ちょっとなにすんのよ!≫


晶≪俺の女を殴ろうとしてたの?≫


奈緒≪えっ///≫


由紀≪はあ?俺の女?え…嘘でしょ?≫


晶は奈緒にキスした。


晶≪だから、お前の周りの女にも言っておけ。次はねぇぞ。って≫


由紀は泣きながら走っていった。


奈緒≪晶…ありがとう≫


晶≪で、返事は?≫


奈緒≪え?≫


晶≪あ…。俺言ってないね(笑)

俺と付き合ってください。≫


奈緒≪私でいいの?≫


晶≪やっぱ奈緒は覚えてないか~

俺ら同じ空手教室だったのに~

奈緒がいいの。≫


奈緒≪そおなの?私彩香以外友達いらないって感じだったから…≫


晶≪知ってるよ(笑)話しかけても素っ気なかったの記憶にあるから。あと、よく俺らにビビらず普通に話してくれたのも奈緒と彩香だけ。普通にしてても怖がられるからなんか人生損してる気分~≫


奈緒≪私は誰かを守るときにしか手は出さないよ。≫

晶≪本当、俺と似てる≫


奈緒≪しょう…大好き≫


晶≪くぅ~可愛い~≫


奈緒≪もう…その笑顔…

私の前だけにしてよ…?≫


晶≪その上目使いも俺の前だけにしてよ?≫


二人で笑い合った


奈緒≪そろそろ戻ろっか≫


晶≪遅刻だ~遅刻~≫


奈緒≪彩香走るよ!≫


彩香≪大丈夫なの?≫


奈緒≪学校終わったら下駄箱ね~!≫


彩香≪はーい!≫




授業が終わり教室を出た。



きゃー!

かっこいいー!

羨ましいー!


の声で騒いでる。


奈緒≪晶!恥ずかしい!≫


晶≪お疲れ様下駄箱行こっか!≫


そういって手を差し出した。


奈緒は差し出された手を握り

下駄箱へ向かった。


彩香≪奈緒ー!え!奈緒?!≫


奈緒≪朝付き合いました✌≫


旬≪えー!朝?実は俺らも…≫


彩香≪ばか!嘘言わないでよ!≫


旬≪え、俺のこと嫌い?≫


彩香≪なにいってんのよ!≫


旬≪俺は一目惚れしてたのにな~≫


彩香≪え、まじ?≫


晶≪俺…泣きそう。

旬が恋愛しようとしてるの初めてだから…≫


奈緒≪まって、まじ?

今まで付き合ったことないの?≫


旬≪ないよ!晶もないよ!≫


奈緒≪まじ?なんで??≫


晶≪んーピンとこなかったからかな~?≫


奈緒≪私にはピンときたの?≫


晶≪きたきた!ビンビン!だよ!≫


奈緒≪それ違う意味になってる~≫


彩香≪旬?私の彼氏にしてあげる≫


旬≪なります!!なります!!!!≫


奈緒≪どっちが年上なんだろう…😅≫


晶≪だな…😅≫




彩香≪うちら記念日一緒?≫


奈緒≪だね!4/5!≫


彩香≪蓮はいいの?≫


奈緒≪なんで蓮?友達だよ?≫


彩香≪あんなイケメンに報告しなくていいの?≫

奈緒≪蓮はただのクラスメイトだよ?≫


晶≪本当鈍感なんだね!

まぁいいや!俺から話しとく!≫


奈緒≪ん?まぁいいならいいや!≫


彩香は晶に小声で言った。


彩香≪しっかりしてそうに見えて

しっかりしてないので😅≫


晶≪ま、そゆギャップもいいね❗≫


彩香≪惚れてますね~≫


晶≪惚れてますよ~≫







数ヵ月後

体育祭‼


晶と旬に取っては最後の体育祭。


奈緒と彩香は運動神経がかなりいい。

予想通り二人して一位。


晶と旬も二人して一位。


お昼になった。

彩香≪旬とお昼食べるからまたね!≫

奈緒≪はーい!≫

奈緒は晶のお弁当を作ってきた。

晶はいつもコンビニ弁当だったから。



奈緒≪晶?お昼食べよ?≫


晶≪ならちょっと待ってて?

コンビニ行ってくる!≫


奈緒≪しょ!!!待って!はい!!!≫


晶≪俺の?!

俺コンビニのお弁当以外はじめて!≫


奈緒≪なら、次からお昼毎日一緒に食べよ?お弁当作るから❗≫


晶≪だいすき~≫


晶は奈緒を抱きしめた。



体育祭も終わり

色々と乗り越えてきた。

学校行事もあとは卒業式だけ。















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