第33話

「うわァ~ーー助けてェェ~~ーー……😣💦💦💦💦」

 このまま頭から落ちれば、死なないまでも大ケガ必至だ。

 咄嗟に頭をかかえた。



「❗❗❗」

 だが、しかし落ちる寸前、宙で止まった。

「あ❗❗❗」

 誰かが僕の足首を掴んだのだ。



「うゥ……❗❗❗」

 僕は頭を逆さにして窓から宙ぶらりんの状態だ。



 窓枠を見ると片足をラブリが、もう一方の足首をパパが掴んでいた。



「ダーリン❗ 今、引き上げるよォ~❗❗」

 ラブリが泣き叫びながら僕を二階の窓へ引き上げた。


「ぬゥ……😣💦💦💦」

 気乗りしないパパも手伝い、何とか一命は取りとめた。



「ふゥ~ー……」

 僕は放心状態で窓際に座り込んだ。

 まだ心臓がドキドキしている。



「良かったァ~ーー…… ダーリン❗❗」

 泣きながらラブリが抱きついてきた。


「あ、ああ…… ありがとう……」


「いいか、小僧❗❗」

 ラブリのパパは仁王立ちしたまま、僕を見下ろした。




「は、ハイ……」すぐに正座した。

 





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