第14話 真っ裸

「わッわわァァ~~ーー~ーー……❗❗❗ 

 ちょッ、ちょっと待ってェ~ーー……」

 何とか抱きついている美少女を引き離した。


「ンゥ…… どうしたの❓」

 ラブリは何度も目をしばたたかせ、不思議そうな顔をした。


「な、何でかな…… 僕、真っ裸なンですけど……」

 気づくと僕は何も服を着ていない。それどころか、パンツすら穿いていない。

 道理で股間がスースーするワケだ。


「うン…、そうだよ✨😌✨💕」

 何の屈託もなく美少女は満面の笑みで頷いた。


「そ、そうだよッて……😒💦💦💦」

 そんな裸の男に、こんな可愛いが抱きついてきて良いのだろうか。

 ッて……、言うより何で僕は真っ裸なんだ。


「ダーリンは、お外に真っ裸で落ちてたの」

 美少女はニコニコして応えた。


「はァ~ー❓❓ ウソでしょ。真っ裸で僕が落ちてた……」

 そういえば昨夜きのうの記憶がない。

 途中までは馬場と一緒に飲んでいたはずだが……


「もちろんウソじゃないわ。

 ラブリの誕生日バースデーに神様が家の前に山崎 亮君を置いて行ったの」


「えェ……❓❓❓❓」山崎 亮……

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る