第10話 オレの猫
オレの猫は物置で大人しく過ごしていた。
エサ入れは空になっていてトイレもきちんと使っていた。
探検したのか、本がくずれていたり、ティッシュがいっぱい引きずり出されたり、ボールペンに歯型がついてたり。まあ、多少いたずらもみられたけど。
かわいいもんだ。
この部屋は暖房が無いからな、、多分、オレのフリースにもぐって寝ていたんだろう。
フリースが丸く巣穴のようになっていた。
「なー、オレ、どうすればいいんだ?」と聞いてみると「首をかしけたようにして」ニャァと鳴いた。
これからは誰にも言えない悩みをこの猫に聞いてもらう事になるな…。
トイレを片付けて、エサを足して、
またエサをカリ、ポリと食べるこのコをじっと見つめて時間が過ぎる。
しっかし困ったな。
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