リアナの妊娠や、デイの記憶喪失、その原因が自分にあるかもしれないことなど、いろいろな問題が相まって、微妙に変化と亀裂が生じ始めるリアナとデイの二人の関係。その上、お腹の子の父親フィルは自暴自棄な状態になっている。
そんな状況で、今までの積み重ねてきた三人の内面が、ここに来ていろいろと語られます。互いにぶつかり合いながら、それぞれが家族という形を求めてたどり着いた結論は、いや、これさえもスタートでしかなくて。
最後にハダルクがリアナに問うた言葉がずしんときました。
三人の内面の描写は、リアナシリーズを堪能してきたからこそ楽しめ、読みごたえたっぷりです。また、恋愛模様だけで終わらないのもリアナシリーズの魅力の一つ。今回も、きなくさーい事件が起きる中、妊婦のリアナを心配しきりでした💦 このヒロイン、妊婦でもじっとしてない!
今回も、盛りだくさんな内容を堪能しました!