大好きな彼女が嫁になった瞬間、彼女の観方が変わったのだが。

大月夜空

第1話 理想の先輩に一目惚れ。

 始まりは、丁度8年前の事である。僕は地方のど田舎から都会の高校に入学し、晴れて夢の学園生活が待って居ると思いきや野郎しか集まらない退屈な学生生活を送っていた。

 ある日の登校中、すれ違った綺麗で可憐な女性に一目惚れをしてしまう。笑顔が凄く可愛くて、小さい笑う姿がとっても胸ドキっとした。

 如何しても気になって悪友の克樹に女性の事をきくと、その女性は同じ学校の2つ上先輩だった。先輩が友達と仲良く話してる姿を見ると、何故かドキドキして緊張してしまう。

ここの中で『俺って変態か。』っと思いつつ眺めていた。

ある日、僕の視線に気付き秋月先輩が話しかけてきた。

 夏樹「君、何時も私の事観てるけど何か変かな?」恥ずかしそうに、クスクスと小さな笑みを浮かべながら話しかけてきた。

 どうやら、僕の視線に気付いていた見たいで、正直話しかけて来てくれるとは思いもしなかった。

 僕は、話しかけられて吃驚してこう答えてしまった。

 翔「先輩が、あ、余りにも綺麗で思わず見入ってしまいました。ごめんない!」

 僕は、吃驚しすぎて思った事を口に出して答えてしまった。

 言葉を放った後、辺りが静まり返り時間が停止して居るかの様な静けさが広がった。

 その瞬間、自分の放った言葉を克樹がボソッと呟いた。

 克樹「いや、いくら話しかけられて嬉しいからって、中庭全体に聞こえるくらいデカい声で答えるか普通。」

 僕は、克樹の言葉で現実世界に引き戻される。

 自分の言葉を思い出すと頭の中が真白になり、今にも沸騰しそうなやかんのように

真っ赤になった。気絶しそうなくらいに、頭の中が真白になって逃げ出したくなった。

 自分言葉を思い出して恥ずかしくて、今にも泣き出しそうな僕の潤んだ瞳を見て先輩は、透き通る水の様な優しい顔でこう話しかけて来てくれた。

 夏樹「君、そんな大っきい声で言われたら恥ずかしくて照れちゃうよ。今度言う時は、もっと近くでみんなが聞こえない様に言ってね♪」

 先輩は、顔を赤らめながらスマホを取り出しLINEの連絡先を交換してくれた。


 それから、二人の恋が始まった。

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