環魂葬裁
魂は際限なく生成する
契りの種たち
驕りの花たち
偽りの雨たち
魂はため息まじりに生成する
自傷する赤
蔓延する青
全ては下らないほど規律正しく
堕落した改革の連続
命短し、唯一の幸福
醜悪な呼吸音は百年も続くべきじゃない
闘わなければならないのだと
誰がそう決めたのだろう
抗わなければならないのだと
誰がそう信じたのだろう
この世に二人もいらないというのに
たった独りの歴史であれば
あらゆる不幸に価値は無くなるのに
どうして貴方は尚も、
延命させようとする
闘←→
抗←→葬
御百度参りの
→開花→改心→階梯→酩酊→諦観→未完→
何度目の幕引きで
みんな一つの
全ては
堕落した
命短し、最上の祝福
魂は際限なく宣誓する
明日に種を蒔き
今日の花を愛し
昨日の雨を唄え
魂はため息まじりに宣誓する
緑を歩き
赤を避け
青と生きろ
魂は答えに辿り着けない
貴方と私の間にしか
その名は芽生えないのだから
魂は
児戯の葬祭は未だ果て無く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます