第25話浦和競馬場グルメ4 焼き鳥 畜産フェア
浦和競馬場:正門内
「今日は買ってぇ~」
「花子も買って欲しい~」
「そうだね、今日は畜産フェアの最終日だし、買えるだけ買ってからホテルに行こう」
「今日は勝也さんの荷物も多いですから、私もできるだけ沢山持ちますね」
「お願いします」
今日も正門通路では、「畜産フェア」と題して埼玉県内のおいしいグルメが出店している。11月20日から今日までの開催だが、最初はネットで有名な埼玉競馬場グルメを優先したため、彩の国地鶏タマシャモ以外は食べなかった。
だが今日は別だ、簡易キッチン付きのマンションタイプのホテルに移動する以上、多くの名物を買いこんでも大丈夫だ!
埼玉県養鶏協会:プリン100円
埼玉県養蜂協会:はちみつ(100g)300円
穂久柳 :彩の国地鶏タマシャモ弁当
武藤養鶏場 :玉子サンド
:シフォンケーキ2個入り200円
(プレーン・マーブル・紅茶・抹茶)
NPO法人大地の郷:野菜
稲垣精肉店 :毛呂山ホルモン焼き
数量限定があり、夜に食べることが出来るプリンに蜂蜜、シフォンケーキを4人分確保し、直ぐに食べる毛呂山ホルモン焼きと彩の国地鶏タマシャモ弁当に玉子サンドも、4人で分けて食べる分を買った。
この日は昨日と比べれば物凄く空いていて、パドック・投票所・フードコートを悠々と移動することが出来る。キャリーバックはコインロッカーに置いてあるから、場内にいる間は食べ物と貴重品以外の荷物はない。
今日は、優駿フードコート毎の値段と品物をしっかりと見極めようとした。だが俺如きに、見ただけで料理の善し悪しが判断できるはずもなく、食べて確かめるほかなかった。
「フードコート・優駿各店舗」
白もつ串 :150円×4=600円
レバーやきとり:100円×4=400円
タン :150円×1=150円
ハラミ :100円×4=400円
焼鳥
かわ :100円
とりみ :100円
ねぎま :150円
なんこつ :100円
かわ :100円
とりにんにく:100円
ネギ間 :100円
鳥かわ :120円
鳥もも :120円
にんにく:120円
ネギ間 :120円
つくね :120円
ぼんじり:120円×4=480円
かしら :170円×4=680円
トントロ:170円×4=680円
豚カルビ:170円×4=680円
からあげ串 :100円
ジャンボチキンカツ:250円
ハムカツ :150円
豚汁 :350円
焼きそば :300円
モツ煮込み :420円
モツ煮込み丼 :
肉豆腐 :300円×4=1200円
肉豆腐丼 :620円
カレーライス :
ロースカツカレー:900円
ソース焼きそば :320円
串焼き
ベーコン :150円
大判 :150円
ホタテ :150円×4=600円
おつまみ :150円
トウモロコシ:150円
煮込み丼 :620円
焼そば :320円
ハムカツ :170円
マグロカツ :120円×4=480円
ホルモン串 :170円
きゅうり :100円×4=400円
ポテトフライ:100円
レバーカツ :100円
野菜天 :100円
からあげ串 :100円
ほたて串 :100円
マグロ串 :
イカフライ :150円
アジフライ :150円
メンチカツ :160円
いかげそ唐揚げ:200円
コロッケ定食:650円
とりから定食:750円
おにぎり :150円
(めんたい・こんぶ・しゃけ・うめ・おかか)
おでん各種
グルグルソーセージ :300円
ジャンボフランクフルト:300円
ロースハムステーキ :400円
母子福祉売店
おはぎ:150円×6=900円
「それ食べたい~」
「タンは堅いよ?」
「食べたい~」
「花子も食べたい~」
「じゃあ太郎君から確かめて見なさい」
「これ堅い~」
「花子ちゃんも確かめてみて」
「花子にも堅い~」
タンの串焼きと言うのが気になって1つだけ買ってみたのだが、やはりこの臭味はトンタンだ。しかも値段相応の部位を使っているようで、とても堅いのだ。俺には納得できる値段相応の味だが、太郎君と花子ちゃんが食べるには堅過ぎる。
「太郎君と花子ちゃんが食べたい物は、必ず買ってあげるよ。だけど1度試食してみないと、美味しく無かったり癖があったりするんだよ」
「分かったぁ~」
「花子も分かったぁ~」
「あの、勝也さん、あの店で買い物したいのですが」
綾香さんの視線の先を見ると、母子福祉売店があった。
ネットで浦和競馬場の事を調べている時に出ていたのだが、母子福祉売店は、競馬場開場当時から母子家庭救済のために作られているそうだ。福祉目的の売店があるのは、県営競馬場ならではだろう。確かこの店の「おはぎ」は、この店のために秋田県で栽培しているあずきを使い、売店のお母さんの手作りしているとネットに書いてあった。味も甘さ控えめの優しい味で、俺好みだと思った記憶がある。
「いいですよ、日持ちがするなら多目に買っておきましょう」
「はい!」
綾香さんも同じネット記事を読んでいたのかもしれない。確か売り上げの一部が、母子家庭など厳しい環境におかれた児童・幼児や、その保護者の生活の扶助改善に役立てられている。そう書いてあったはずだから、出来るだけ売り上げに貢献したいと思っているのかもしれない。
ネット投票:446万6800円
現金投票 :446万6800円
結局現金とネットともに446万6800円づつ勝つことが出来た!
全レースが終わった後で、無料送迎バスで南浦和駅まで行き、そこから府中本町駅まで移動した。
電車代:550円×2=1100円
17時3分に駅に到着した後、大荷物を引っ張りながらホテルまで歩いて行った。最近食事量に比べて運動量が極端に減っている。本当はタクシーに乗りたいのだが、ここは頑張るしかない!
ようやくホテルに到着してチェックインを済ませ、狭いが4人落ちつける部屋に入った。
ホテル代:1万1500円
「太郎君、花子ちゃん、お風呂に入るかい? それとも買っておいた料理を温め直して食べるかい?」
「食べるぅ~」
「花子も食べるぅ~」
「勝也さん、レンジで温め直しますか?」
「ええ、お願いします」
このホテルには二泊する事が決まっているから、明日東京競馬場に行く時は、身軽に出かけることが出来る。
「梅こぶ茶飲みたい~」
「花子も梅こぶ茶飲みたい~」
「太郎君も花子ちゃんも、この前来た時の事を覚えていたんだね」
「覚えてるぅ~」
「梅こぶ茶飲んだぁ~」
「美味しかったぁ~」
「花子も好きぃ~」
「ちょっと待ってな、直ぐお湯を沸かすからね」
「待つよぉ~」
「花子も待つよぉ~」
「太郎君と花子ちゃんが梅こぶ茶好きなら、買っておこうか?」
「買ってぇ~」
「花子も買って欲しい~」
「私が近くのコンビニを見て来ましょうか?」
「綾香さんも疲れているでしょうから、わざわざ今出て行くこともないでしょう、明日競馬場に行くときに探してみましょう」
「そうですか、別に疲れていませんが、この部屋で4人ゆっくりするのもいいかもしれませんね」
「ええ、特に何をするでもなく、4人で寄り添っているだけで幸を感じます」
「幸せだよぉ~」
「花子も幸せだよぉ~」
明日明後日の2日間は勝負だ!
1投票1万円を使うから、大穴が来れば大金を手にする事が出来る。今までの実績から言えば、太郎君と花子ちゃんの意見を聞いて、馬券を外す事はないだろう。100万円台の配当が来れば、2億円を手に入れる事も不可能ではないし、10万円台の配当が10回あればそれでも2億円になる。
それだけあれば、税金を差し引いても1億円弱手元に残る事になる。1億円あれば、馬を一生面倒見るとしても、3頭は助けることが出来る。月曜日には、再度帯広競馬場に行くが、3頭分くらいの預金高は確保しておかないと、調教師や馬主たちに話を聞いてもらうことも出来ないだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます