第19話帯広競馬場グルメ2 コロッケバーガー 帯広グルメ2 ジンギスカン
帯広競馬場パドック
「あの子脚痛い~」
「痛いけど頑張るぅ~」
「おい、今の話本当か?!」
「いやいや、子供の言う事ですから真に受けないでください」
「痛がってるよぉ~」
「花子にも痛いと言ってるよぉ~」
「おい、おじさんよ、この子らはこう言っているが、実際嘘なのか本当なのかどっちなんだ!?」
「いや本当に子供の言う事ですよ、馬券の参考になんか出来ないですよ」
「ちぃ! 馬券の問題じゃねえよ、俺ぁあの馬の馬主なんだよ、本当に脚を痛がってるんなら出走を取り消さなきゃならねえんだよ」
「太郎君、花子ちゃん、どれくらい痛がってるの?」
「頑張り過ぎると歩けなくなりそうだって」
「花子にもそう言ってたよ」
「ちい! 教えてくれてありがとよ、急いで取り消しに行ってくる」
俺達は開場早々に帯広競馬場に入り、最初に馬車に乗せてもらった。太郎君も花子ちゃんも御機嫌で、俺や綾香さんには分からない言葉を、しきりと輓馬に話しかけていた。
余りに嬉しそうに輓馬に話しかけるので、馬車を降りてすぐにふれあい動物村に向かう事にした。リッキー、ミルキー、キングなどの引退した輓馬や、ポニーの親子、うさぎ、ニワトリなどのかわいい動物たちとに会えて、太郎君と花子ちゃんは大喜びでしきりに話しかけていた。
すぐそばには、ばん馬の写真が飾られたばん馬ギャラリーがあり。そこの休憩スペースには、お手洗いとおむつ交換台が完備されていて、赤ちゃん連れでも安心して遊べるようになっている。競馬開催の土・日・月曜日は入場料金100円が必要だが、休日の火曜日を除く水・木・金曜日は無料で入ることが出来る。
「ふれあい動物村」
料金:無料
(ばんえい競馬開催日には、競馬場への入場料金100円が必要)
競馬開催日(土~月)開門時間以降:100円
毎週火曜日 :休業
非開催日(水~金) :無料
営業時間
開催日(土~月) :10時から17時
非開催日(水~金) :11時から15時
少々忙しかったが、太郎君と花子ちゃんにも協力してもらう事にした。協賛レースの資金を稼ぐ為に、全レースをネットと現金の両方で賭けることにしたのだ。
その為にパドックと発売窓口、レースコースを忙しく行き来していたのだが、第3競走のパドックを見学している時に、太郎君と花子ちゃんが負傷した馬を見つけて、色々と話している時に、偶然にも馬主さんと遭遇してしまったのだ。
「小腹がすいたし、昨日調べた所に行こう」
「行くよぉ~」
「花子も行くよぉ~」
「は、勝也さん」
「KIXUNAメニュー」
コロッケバーガー :280円
中藪さんのコロッケ :150円
飲む生チーズ :260円
そのまま食べる十勝の豆:350円
コーヒー :200円
ゴボウ茶ドリンク :100円
ゴボウ茶茶葉1袋 :200円
「コロッケバーガー、飲む生チーズ、そのまま食べる十勝の豆を4つづつ下さい」
「は~ぃ、御待ち下さい」
この店は帯広市の指定障害福祉サービス事業所がオープンさせた店で、「競馬は馬と騎手の絆があるように、障害者も店を通じて社会との絆を」と言う理想の元で出店されたそうだ。
他にも帯広市役所11階の喫茶コーナー、帯広市図書館3階の喫茶店、帯広電信通にも店舗を開設されているそうだから、出来るだけ利用したいと思ったのだ。
表面に胡麻がタップリ含まれたバンズに、地元北海道産の小麦やじゃがいも等が使用されたコロッケと刻みキャベツが挟まれている。バンズとコロッケの相性と言うか、完成度が高いコロッケバーガーが280円で食べられた。
コロッケバーガー :280円×4=1120円
飲む生チーズ :260円×4=1040円
そのまま食べる十勝の豆:350円×4=1400円
小計:2160円
帯広競馬場11レース分:全レース100円投票
ネット投票利益:87万0550円
現金投票利益 :87万0550円
第11競走のパドックを見学し、馬券を買った後で直ぐに競馬場を出て、タクシーを呼んで晩飯を食べに行った。帯広で美味しいジンギスカンを検索すると、1番上位の店までタクシー代が1万円以上かかるとでた。2位の店なら670円で済むから、いくらあぶく銭があるとは言っても、2番目の店にするのが庶民の感覚だ。
タクシー代:670円
帯広市西十四条南にあるジンギスカン屋さんは、23時(ラストオーダー22時30分)まで営業してくれているから、ばんえい競馬を最後まで楽しんでから行くことが出来る。
「メニュー表」
[羊]じんぎすかん
マトン・・・・・・・・・¥450
ラム(タレ・塩)・・・・¥550
キングマトン・・・・・・¥600
キングラム・・・・・・・¥700
[牛]
サガリ・・・・・・・・¥650
[豚]
ホルモン(タレ・塩)・¥350
海鮮
イカ・・・・・・・・・・・¥420
ホタテ・・・・・・・・・・¥520
エビ・・・・・・・・・・・¥520
ツブ・・・・・・・・・・・¥520
ご飯もの
ライス (大)¥230 (中)¥180 (小)¥130
いなきび(大)¥330 (中)¥280 (小)¥230
キムチ飯(大)¥480 (中)¥380 (小)¥280
汁もの
味噌汁・・・・・・・・・・・¥180
キムチ汁・・・・・・・・・・¥250
野菜
サラダ・・・・・・・・・・・¥580
キャベツ・・・・・・・・・・¥330
サンチュ・・・・・・・・・・¥330
焼野菜・・・・・・・・・・・¥330
たまねぎ・・・・・・・・・・¥330
枝豆・・・・・・・・・・・・¥330
漬物
キムチ・・・・・・・・・・・¥280
新漬・・・・・・・・・・・・¥330
ウインナー
ソーセージ盛り(4本)・・・・¥650
(ラム・タマネギ・行者ニンニク・チーズ)
ドリンク
ラムネ・・・・・・・・・・・・・¥180
コーラ・・・・・・・・・・・・・¥180
カルピス・・・・・・・・・・・・¥180
ウーロン茶・・・・・・・・・・・¥180
メロンソーダ・・・・・・・・・・¥180
山ぶどうソーダ・・・・・・・・・¥180
山ぶどうカルピス・・・・・・・・¥180
オレンジジュース・・・・・・・・¥180
アイス
アイスキャンデー・・・・・・・・¥120
ミルク・抹茶・ぶどう・りんご・もも・あずき
アイスクリーム・・・・・・・・ ¥320
バニラ・抹茶・かぼちゃ・十勝ブランデー・ゴマ・枝豆
「さてと、時間も遅いし取りあえず上から順番に頼むけどいいかい?」
「アイスクリーム食べたい~」
「花子はアイスキャンディーも食べたい~」
「駄菓子も食べたい~」
「花子も駄菓子食べたい~」
どうやら2人とも、店内で売られている昔懐かしい駄菓子にも気が引かれてしまっているようだ。ジンギスカンよりも駄菓子やアイスクリーム・アイスキャンディーが食べたいようだ。
「太郎君、花子ちゃん、肉の前にアイスクリームとアイスキャンディーを食べたいの?」
「一緒に食べるぅ~」
「花子も一緒に食べるぅ~」
「綾香さん、いいよいいよ、お姉さんすみません、まずはバニラ・抹茶・かぼちゃ・十勝ブランデー・ゴマ・枝豆のアイスクリームを1人前づつ持ってきてください。それとイカ・ホタテ・エビ・ツブ・マトン・ラム・キングマトン・キングラム・サガリ・ホルモン・ウィンアーを1人前づつください」
「承りました、ラムとホルモンはタレと塩がありますが、どちらになさいますか?」
「塩をお願いします、もっと食べられそうならタレで追加します」
「ラスオトーダー22時30分になっておりますので、それまでにお願いいたします」
「分かりました」
店員さんが急いで注文を聞いて戻っていった。
「太郎君、綾香ちゃん、アイスキャンディーは持って帰れるから、まずはアイスクリームを食べようね」
「いいよぉ~」
「花子もいいよぉ~」
「いろんなアイスクリームが食べれるように、1つづつ頼んだから、綾香さんと3人で仲良く分けて食べるんだよ」
「分けて食べるぅ~」
「花子も仲良く分けて食べるぅ~」
「勝也さんありがとうございます」
「さぁどんどん食べましょう!」
マトン :450円
ラム・タレ :450円
ラム・塩 :550円
キングマトン :600円
キングラム :700円
サガリ :650円
ホルモン・タレ:350円
ホルモン・塩 :350円
イカ :420円
ホタテ :520円
エビ :520円
ツブ :520円
ソーセージ盛り:650円×4=2600円
アイスクリーム:320円×6=1920円
駄菓子 :2040円
小計:1万0270円
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