第28話セミオーダードローン登場

 3度目の月相下弦日(75日目)に、姉ちゃんが2度目の日帰り旅行の時間を作ってくれた。セミオーダードローンが完成し、38kgまでの荷物を運ぶ事が出来るようになったからだが、こちらも金貨1万2666枚を複数組用意している。実際に硬貨4000枚が入る硬貨袋50枚を5万0220円で購入しており、1万2000枚入りの日本製袋3つと666枚入りの異世界製革袋1つに分けている。


 姉ちゃんはドローンの充電時間を短縮するために、事前に充電させておいたドローン用のバッテリーを複数用意していたし、俺にもネットで購入してドローンで異世界に配達させておくようにと指示してくれていた。御蔭で素早くドローンを往復させる事ができるので、中型のバッテリーや発電機を購入することになった。



 今回大きく改めたことは、太陽光発電から風力発電に切り替えた事だった。ローゼンミュラー領は険しい山に囲まれた谷間であるため、平地に比べて各段に日照時間が短い。だが一方で、強い山風と谷風が1日中吹くのだ。しかも60兵もの労働力があり、姉ちゃんとの輸送決行日までに、風力発電所の拠点となる俺の屋敷を急造することが可能だった。


 もちろんローゼンミュラー家の館にも、風力発電機が設置できるように丈夫な基礎を施した柱を立てさせた。搭載重量を考えて、細々とした部品を分けてドローン輸送した為、5往復で4基の風力発電セットと蓄電池を運び入れることができた。


 最終的には、1万2666枚の金貨を5回で6万3330枚送る事ができた。重量で190kg弱で9億1219万円前後の価値があるだろう。姉ちゃん1人で運ぶために、レンタカーを借りてくれたそうだが、こんなことは今回限りとしたい。いくら銀行の貸金庫を確保してくれたと言っても、色々と危険なことに変わりはない。だがまあこれで、俺に何かあっても遺産として姉ちゃんに恩の一部を返すことができる。金貨など姉ちゃんの真心に値しない事は分かっているが、異世界にいる俺に出来るのはこれくらいだ。



リチウムイオンバッテリー:200Ah/2500Wh・約33kg

599,000円×1=59万9000円

オンリースタイル マルチインバーター 2000W

正弦波+充電器+UPS機能+ソーラーチャージャーコントローラー

7.4kg

192,240円×1=19万2240円


1500w風力発電セット

風力発電機本体+MPPTコントローラー+電流計

18kg

240,741円 ×=24万0741円

ポータブル電源:大容量120000mAh / 400Wh・三つの充電方法・AC & DC & USBなど5WAY出力・5.6Kg

42,880円×3個=12万8640円


36万9381円×4=147万7524円



 異世界手元貨幣

金貨:13万6668枚

銀貨: 6万0488枚

銅貨      24枚

日本にある金貨

6万3330枚

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