閉じる
表示設定
目次
【も】
もっともっとと
欲しがって言葉にして
あなたに与えてもいいですか
底沼の欲望は
あなたが手に入っても
尽きることはなく
もはや内臓すらも透けて見えなければ
気が済まないほど
私の愛は狂気と呼ぶのかもしれない
でも誰もがマグマのように持っているものだと
知っているから
あなたは予防線を張るのでしょ
二人で奈落の底へ
堕ちるところはどこだろうと
本当はちらちらと覗き見していること
私は気付いている
欲しがって手を取って
あなたにおねだりしてもいいですか
あなたを頭からすべて食べてしまったら
少しは満足できるでしょうか
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます