Real Game

コア

~プロローグ~ 有り得ない話

ある日突然、ゲームの中でしか存在しないモンスターが現れたら...そんな事を想像したことはあるだろうか?実際、有り得ない話だろう。しかし、そんなことが起こってしまったのだ。俺、白城真琴しらきまことの目の前で。



~数十分前~


「あ〜、なんか面白いこと起こんねぇかな..」そんなくだらないことをひとり呟きながら

いつもの変わらない通学路を歩いていた。

俺はスマホ片手にほとんど放置でどうにかなる

ゲームをやっていた。このゲームは、正直つまらなくなってきていたが折角レベルを上げていいデータになっていたので続けていた。

「このモンスター弱いな、これならリアルで出てきても倒せそうだぜ」

そんな発言をした途端、周りがピリッとした空気に包まれた。そして、閃光せんこうの光と爆発音に近いものと一緒に、俺がゲームで馬鹿にしたモンスターが出てきたのだった。

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