二月二一日


サイコロステーキの食べ方


今回は二人対戦方式とする。

フライパンで焼いたサイコロステーキを参加者の前にある皿に平等に分ける。

この皿を手皿という。

テーブルの中央には対戦場となる皿を置く。

この皿は大きめがのぞましく、対戦皿と呼ばれる。

自分の皿からサイコロステーキをふたつ、箸で取り、二人同時に対戦皿で転がす。

サイコロステーキを箸でうまくつかめず、ひとつしか転がせなかった場合も、やり直しは不可。

人生は偶然に満ちている。

技術がものをいうときもある。

さあ、対戦皿の上に転がった、自分のサイコロステーキの出目を足そう。

多い方が勝ちである。

勝った方は、自分が転がしたサイコロステーキと、相手の、自分よりも小さい目のサイコロステーキ(ひとつだけの場合はひとつ、そうでない場合はすべて)を取り、茶碗に盛った炊きたてご飯の上にのせる。

以上を手皿にサイコロステーキがなくなるまで繰り返す。

完成したサイコロステーキ丼を「良い勝負だった」といいながら食べる。




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