第22話

先生「ひかる!黒板に来て

   この問題解いてみろ」


ひ「はい、はーい!」


ちょー ダルそーな光

ゆっくり、黒板に来てチョークを

とって

答えを書き出す。

そのそぶりは

もはや、高校生とは

かけ離れていた、


ひ「つまり………定義により

  ………至り………となり、

  ……結果……です。」


どこかの、講義かって感じの

振る舞いに、

由香もメロメロ!!


"かっこいいわぁ"


と思っていた。



ひ「先生!説明が面倒くさいと

  俺にあてるの、やめてくれます。

  ちゃんと、仕事して下さい仕事!」


教師にも

ズバッっと物申す光。


先生「いやーそんなんじゃ

   ないんだけどなー、」


と、ボリボリ頭をかくその姿

はもはや、そうだと言っている。


ほんまにー

と、ため息つきながら、

席に戻る光に

由香はときめいていた。


先生「じゃあ、由香先生

   次の時間の授業の準備大丈夫か?」


次の時間は

由香の授業!

徹夜で、練習したから大丈夫!


そう思っていた。


このクラスは手強い!


======°============°======


由香「さぁ、じゃあ

   今日はこのページをやります」


興味ない、光は窓の外

をみていた。

2年合同で体育の時間らしい、

相変わらず

つおしは、元気ない。

健にひっついていた。


由香「じゃあ、

   この方程式わかる人?」


クラスメート

「赤ちゃんの問題じゃん。

 先生まともな授業できんの。」

「先生頭悪すぎー!」



先生「お前ら、静かに!」


由香「じゃあ、分かる人

   前にでて、やってくれる?」


誰も手をあげない!

由香は困った。


由香「じゃあ、問題かえるわ。」


と、由香の中で限界な難問を書く。


クラスメート

「くだらね、」



誰も手を上げない教室。


すると、光が立ち上がり

黒板に答え書いて叫んだ。


ひ「くだらねー問題なら、

  決まった方程式じゃなく、

  自分で方程式作り出すくらいの

  事したらええやろ!」


"バンッ"


と机を叩いて席に戻る光。


由香「||||@@||||」


自分をかばってくれた

光に由香は、恋をした。


======°============°======


和「お前さっき

  カッコよかったなぁ」


ひ「はぁ?」


和「由香先生、かばったやろ。」


ひ「面倒くせーそんな事してへん、、」


和「さっきーさぁ、

  授業中、」


ひ「さっきの授業やろ

  なんやねん、あれ!!」


和「皆、子供だったな。」


ひ「ありえへんねん。

  あんな健にひっついて、

  ムカつくねん!!」


真也「健?」


ひ「そうやで、それに、なんやねん。

  男達、鼻の下のばしよって、

  俺のつおしに"わらわら"集まって

  何しとんねん。」


和「光?」


ひ「俺のつおしに

  ちゅー。しようとしてんねん、

  健が止めへんかったら、

  俺殺しとるわ、」


真也「話違ってね?」


ひ「お前らも、くだらねー

  事でごちゃごちゃ、すんな、

  つおし見てんねん。

  集中させろや!」


和、真也

「結局、静かにつおしが

 見たかっただけかい!」


ひ「他に何があるねん。」


和、真也

「先生誤解したわ。」








  

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