第20話

そして、

健もまた。


健「なぁ、つおし。」


つ「なん?♪」


小首を、傾げ

微笑むつおし。


"ドキッ"


あかん、つおしの

女子力上がっている

どないしたんや。


俺だって

可愛いつおしは

大好き。

だけど、

男ぽさがなくなり

佇んでるつおしは、乙女にしか

見えない。

男子校にこれはまずい

と思っていた。


かくゆう

つおしは、

ただ、気力がないだけだった、

毎日必死に学校まで

歩いてくる、


つおしは

男性としての、プライドを

めちゃくちゃにされ、

壊れてしまった

ただの抜け殻。

誰かに、寄り添ってないと、

不安でしょうがなかった。


だから、

健に

つ「抱っこして。」


って言ってしまう。


健「||||||@@|||||☆☆☆!!!



光がいる時はいい。

光に、甘えるから

ただ、光がいないと、

誰かに寄りかからないと

不安なつおし。


2年A組では、

健に抱きついていた。

その様子はコアラ!

健の身体に足を回して

首に手を回して、

"ギュ〜って

抱きつく、、。

健は

過ちを犯す前にと

光に相談に行った、

1人にしておけない、

つおしを連れて。


=====3年A組=°========


教室では、つおしと和と、真也が、

遊んでいた



事の経緯は、


健「光先輩、相談があります。

  和、真也先輩、つおし見ていて下さい。」


で、今真正面に

光、と、健





ひ「で、どないしたん?」





健「どないしたんじゃないです。

  つおしです、つおし!

  俺も、男です!

  いつまで、我慢できるか

  分かりません。

  ともかくですね、

  先輩はどうゆうおつもりなんですか?」




ひ「はぁ?」




健「どうせ、

  健に預けておけば

  安心や

  なんかあったら報告来るしとか

  思ってるんでしょ。」




ひ「うっ。」




健「そうなんですね。

  先輩だって、知ってますよね。

  つおしが普通じゃないの!

  危ない、って知ってますよね。

  つおしは僕に抱きついて来るんですよ。

  可愛い顔して、

  普通の男達にどう我慢しろ

  いうんですか?

  でも、先輩のために、

  キスすら出来ない。

  分かります。

  先輩より長い時間一緒におるんです

  どんだけ我慢するのが

  辛いか、先輩に、

  わかりますか?知りませんからね、

  僕、もう、耐えられませんから。

  忠告しましたからね。」



かなりの勢いでまくし立てる健、

相当辛かったんだろう。


1ページ、健の台詞で

終わるほど、健は不満をぶつけた。






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