私は神に会う!②

 転移魔法で一気に城の前に行くとやっぱりお城は大きかった ブリザとか比較にならないぐらい大きい 多分ブリザでやっと城門サイズかな...つまり私達は城門どころか石ころサイズレベルになるけど...これを使ってる神様達ってどんだけ大きいんだろう うっかり潰されでもしたら困るなぁ...

 城門がここまで大きいとそのまま入れるのかリーアが先に入っていった 私も続いていって周りを見ると全てが大きい 花壇から花から本当に大きい ただ今の所周りを見ていて生き物が目に入る事は無い


 「リーア?勝手に中に入っていいの?」

 「全然問題ないからどんどん進むわよ」


 特に意にかいせずどんどん進むけど全然進んでる感じがしない 早く転移魔法で進んじゃおう...! 見える範囲なら私だって進めるからね

 お城の入り口に着いて門の前に立つ いったいどんな神様が来るのかな...神様って何人居るのかな...ちょっと楽しみ...


 「おーい、遊びに来たから開けてちょうだーい」


 リーアが出来るだけ大きい声を出して呼びかけた後にちょっと待つと隣にメイドさんが出てきた 私よりちょっと大きいぐらいのメイドさんだ 後ろに羽が付いている...とってもきれいだ... もっと大きい人が来ると思っていたけど案外普通(?)の人が来た


 「リーア様と...初めての方ですね」

 「私の主人よ」

 「マルガっていいます...」

 「マルガ様ですね、少々お待ちください」


 普通に転移していくなぁ...あれが天使..なのかな 凄い美人さんだったけど、なんて考えていたらミツキにどやされる... 少し待つかな 


 「お待たせしました、どうぞ」

 「行くわよ」

 「最初はどんな神様に会えるのかな」


 メイドさんが手を伸ばしてきた ん?どういう事だろうと思ったけどリーアが手を取っていた 転移魔法で移動するのかな? 手を掴むと一瞬で景色が変わってお城の中に入った 周りをキョロキョロすると私の部屋とおんなじ感じの部屋についた...あれ?サイズが普通だ というか最初から普通に部屋に通すんだね


 「あ、リーア、久しぶりだね」

 「あら神様、久しぶりね」

 「名前で呼んでよ...マクって名前でさ...あれ?そっちは?」


 なんかとってもフランクな人が来た 身長は私と一緒ぐらいだけど...衣装がすっごい派手だ 全体的にデコってたりキラキラしてたり...髪の毛の色が緑だし...目も緑? でも凄い美人さんだ、ショートヘアーが可愛い


 「こっちは私の主人のマルガよ」

 「マルガ?...なんか聞き覚えが...うーん...なんだっけなぁ...」

 「それでマルガ?初めて神様を見てどう思う?」

 「初めてじゃないけど...うーん...やっぱり美人さんだね」

 「初めてじゃないの?どんな神様に会った?」

 「んー...内緒」

 「あ!思い出した!マルガちゃんか!ルクロンの!」

 「え?」


 何かしたっけ、神様に名前を覚えれているなんて...この人が何の神様か分からないけど...もしかして私に加護をくれていた神様なのかな?それだったら一応納得だけど


 「適当に色んな所観察してた時に面白い魔力してたからつい加護をあげちゃった子だね、久しぶりに見たな~」

 「ってことは...?」

 「僕が魔法の神様、気軽にマクって呼んでよ」

 「...へぇ...魔法の神様...」


 魔法の神様...って言われても全然実感が沸かない 目の前に居るのはただの可愛い子だ 私と同じ身長だから同年代って思っちゃうかもしれないけど... ただ神様っていうぐらいだから見た目ぐらい簡単に弄れるのかもしれない


 「それでなんでマルガがここに入るのを許可したの?」

 「知らないよ~僕とベストはずっと賛成していたのにケードがずっと反対していたんだから...だからケードに聞きに行くのがいいんじゃない?」

 「ケードは私もそんなに話した事無いんだけど...」

 「全然話について行けない...」

 「気にしなくてもいいよ」


 この世界に入るには許可制なんだね...私的にはもっと厳格な何かがあると思ってたけど でも神様に気に入られないと入れないって考えると厳格なのかな 三人の神様に気に入られないと入れない...うん、すっごく高い壁だね

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