私はお風呂に入る!②
「出来たわよ~」
「...よし...行こう...」
「嫌だなぁ...」
「...容赦はしない...真人間にするからね...」
「お風呂に入らないだけで汚い訳ではないからね!?」
「...マルガとお風呂入るのが楽しみ...全然一緒に入ってくれないから...」
「だってお風呂嫌いだし...」
リーアがお風呂を作ったのはどうやら地下らしい、ただの平原に地下部屋を作る労力...他の事に使ってほしい、中は...え?
中にあったのはまず脱衣所だった、何を作っているんだろう...そして脱衣所を抜けると豪華な浴室が...え?本当にやる気出しすぎじゃない!?ルクロンにあった浴室と同じぐらい広いんだけど...それに大きい湯舟にはお湯がパンパンに張られているんだけど...
「マルガの家に浴室を出来るだけ再現したよ?」
「再現できる様な物じゃないし一時的な物なのにどうしてこんな頑張ったのよ...」
「...ルクロンはこんな感じなのね...綺麗だし...大きい...」
「大丈夫よ、今回限りにしないように私の空間魔法に入れれる様に調整したから」
「...何を言ってるの?」
「え?だからこれからいつでもお風呂に入れるよ?」
「...素敵...流石リーア...」
「うへぇ...」
「取り合えず入ってちょうだい?」
「...分かった...」
そういいながらリーアとミツキは脱衣所で脱ぎ始めた リーアの衣装も脱げたんだ... 私も恥ずかしいけど取り合えず入っちゃおう...久しぶりのお風呂だし...うん、言葉だけ聞いていたら本当にダメ人間だね
◆◇◆◇
「...ふぅ...気持ちよかった...」
「もうお風呂やだ...」
「まさかマルガが湯舟にあんなにビビるとは思ってもいなかったわ」
「...なんか怖いのよ...なんでか知らないけど」
「...可愛い...」
ビビってる姿を可愛いとか言われてもイマイチピンと来ない...お風呂はもう嫌だな!本当に!
◆◇◆◇
「...ほら、お風呂に入った後は髪の毛を乾かすよ...」
「えー...魔法でいいじゃん...」
「...いいけど...髪の毛乾かす時間も楽しいよ?...」
「...そう言うなら...まぁいいけど...」
ミツキがそう言うのなら取り合えず試してみよう って言ってもミツキが乾かすみたいだから私は座っておけばいいのかな?
「...魔法で乾かすけど...一気にじゃなくて...ゆっくりね...」
「ふぅーん...よく分かんない...」
「...どう気持ちいい?...」
「なんか...ふわふわして眠くなる,,,ふわぁぁぁ...」
「,,,乾いたら寝ようか...」
「あーい...」
頭部分が暖かくなって眠くなる...うーん、確かにこれがあるのなら気持ちいいけど...結局お風呂怖いし...うん、総合的に見て無しかな、という訳で二回目からはリーアとミツキだけで入ってもらおうかな
「...はい、じゃあ終わり...寝よっか...」
「ふわぁ...」
あくびが止まらない...うん、一年に一回ぐらいならありかもしれない。今日は気持ちよく寝れそうだな...
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます