私は休憩をする!

 うーん...まっすぐ宿に帰ったけど何か忘れている気がするんだよね...何だろう?なんか忘れてはいけないんだけど記憶から無理やり抹消したこの感じ...思い出さない方がいいのかな?うーん...分かんないや


 「戻ったぁ...疲れたぁ...」

 「...夜ご飯どうしようか...」

 「...後で食べれたら食べようかな...ふわぁ...」

 「...んー...取り合えずマルガは私と一緒にお風呂入ろうか?...」

 「...げっ」

 「...お仕置きしてあげてもいいよ?...」

 「入らせて貰います!」

 「...よろしい...たまにはお風呂に入ってスッキリしてからご飯でも食べようか...」


 やっぱりミツキに主導権を握られてばっかりだ...一体どうしたらこっちが主導権を握れるだろうか?こっちから攻めてみる?絶対に無理だけど...それにお風呂はやっぱり嫌だな、お仕置きに関しては何されるか分からない怖さがあるからね!


 「...お風呂入って...ご飯食べて...今日は同じ布団で寝たら...お仕置きはチャラにしてあげる...」

 「頑張る...けどハード...」

 「...取り合えずお風呂...」


 うーん、服を脱ぎながら思うけど...やっぱりミツキってスタイルいいよね...胸に西瓜付けておきながら...あんなに体はシュッとしてて...体つきがえっちだ...えっち魔人だ


 「...ジロジロみてどうしたの?...」

 「なんでもないよ!?」

 「...そう...ほら...さっさと脱いで...」

 「うぅ...私の貞操が...」

 「...ちゃんと成人まで待つから...ほら脱いで脱いで...」

 「待ててない気がするけどぉ...」


 ミツキの体を見た後に自分を見るとちょっとしょんぼりしちゃう...ま、まだまだこれからだし?ママがとってもスタイル良かったから私だって胸大きくなるし? まだ成長期来てないからね!大丈夫大丈夫!...大丈夫だよね?


         ◆◇◆◇


 「うぐぅ...」

 「...ほら...頭からお湯流すよ...目瞑って...」

 「わぷ...」

 「...せっかく肌とかも綺麗なのに...どうしてお風呂嫌いなんだろう...?」

 「えー...魔法で入らなくてもいいのに...逆にメリーとかもそうだけど...どうして私をお風呂に入れたがるの?」

 「...可愛いから?...」

 「答えになってないよ!?」


 こんな感じでお風呂に入っている間は髪とか体を洗われながらずっと話していた...やっぱり水が少し苦手かもしれないなぁ...まぁ治す気も無いしお風呂嫌いも治さないけどね!ミツキが本格的に矯正してきたらちょっと考えるかも?


 「...はふぅ...湯舟はちょっと気持ちいい」

 「...本当にこの宿贅沢だね...貴族の家くらいの設備が整ってるけど...本当に国に所属してない街?...」

 「案外ルクロン直轄だったり、魔の森の目の前だし」

 「...無いとは言い切れない...」

 「...そろそろあがる」

 「...じゃあ私も...」


 湯舟は気持ちいけど...入るまでかなり抵抗があったのは内緒、やっぱり水が苦手みたいだ...変なところは猫と一緒だなぁ...困る!いや、困ってる訳では無いんだけど


 「...ふぅ...マルガ?髪乾かすからこっちおいで...」

 「え?」

 「...髪乾かそうと思ったけど...もしかして?...」

 「魔法で普通に乾燥させちゃった...火属性って便利だね?」

 「...普通そんな使い方しないと思うけど...じゃあ私も髪乾かすから...乾かしたら...ご飯ね?...」

 「はーい」


 夜ご飯楽しみだなぁ...美味しんだよね、それに種類も豊富だし、野菜も美味しくて...やっぱりちょっとだけ空間魔法に入れてしまおうかな?


         ◆◇◆◇


 「美味しかった...」

 「...やっぱりここはレベルが高い...美味しい...」

 「そうだよね...ふぅ...」

 「...じゃあ...眠ろうか?...」

 「そ、そうだね?...」


 そう言えば最後の試練があった...一緒の布団で眠る?眠れるかな...多分眠れるけど心臓の耐久値が削れるな...最後まで持ってほしい


 「...おやすみ...」

 「んぐ...」


 結局私はミツキに抱きしめられて眠るハメになった 耐久値は持ちそうにないので眠気に体を任せて眠る事にしよう 明日はあのエルフに会うためにグリードに行く、だけどある意味あのエルフのおかげでグリードの場所が完全に分かったからまぁ...まだあの出会いに意味はあったのかな?大変だったけどね...

 グリード...楽しみだなぁ

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