私は交流会に行く!①
私がルクロンの学校に通いだしてからもうすぐ3か月が経とうとしている 時間が経つのも早いね この三か月で分かった事はまず私は勉強面に関しては学校に居る意味が殆ど無くて正直居る意味あるのかな?なんて思っていたんだけど勉強以外の授業、例えばマナーとかダンスとか...私はそういうの参加した事も無かったからそういう授業はすっごい為になった、ただ私は社交界とかそういうのに出る気は全く無いから無駄かもしれないと言えばそうなんだけど
そして三か月経ってこの学校で始めてのイベントがあるらしい 交流会っていうのは聞いたんだけど何処と交流するのか全く分からないんだよね というか交流会って何するんだろう? 色々気になる事はあるけどまぁなるようになるよね
「...」
「マルガ様...ここ教えて貰ってもいいでしょうか...」
「...ん?...ああ、ここはね?こことここを使って...」
「マルガちゃんここ教えてちょうだい...」
「ルーナちゃん...ここは...えーと」
「マルガはすっかり先生になっているね、先生ももうマルガに半分任せている気がするよ」
「シルクはちゃんとできているよね?」
「マルガに出来て僕に出来ない理由は無いからね、先生を捕まえたりして沢山勉強したよ、まだまだ分からない事は多いんだけどね」
「...そういえばシルクは今度やる交流会の話知っている?」
「この前先生が話していたけど...聞いてなかったのかい?」
「多分」
「...じゃあ先生が言った通りに話すよ」
まず交流会はこの学校を使ってやる、そして交流会は別の国の学校の同世代でやってお互いの繋がりを深くしたり色々な場所にコネクションを作ったりしてみようっていう会らしい
別の国ってどこだろう? この国のこの学校と交流会するって事は多分相手方も貴族なんだろうな...少し憂鬱だ、最近はルクロンもやっと他の種族の事を受け入れてきてちらほら見る様にはなったけどまだまだ寛容的な国とは言い難いからね
「...ふーん、別の国って何処なんだろう...」
「僕としては他種族も沢山受け入れてどんどん寛容的になるべきだと思っているから今回の交流会では沢山の繋がりを作るつもりだ」
「なるほど...難しい事考えてるね~」
「むしろマルガはもっと考えた方がいいと思うよ、せっかく頭がいいんだからね」
「...気が向いたらね」
◆◇◆◇
気づけば授業も終わり放課後になってしまった ドロシーが残って説明したい事があるからと言って残されたけど正直帰りたい 寮の部屋でもいいじゃんとは思ったけどシルクとルーナも残っているしそれ以外にもちらほら居る、どういう基準で残されたんだろう
「ごめんごめん待たせちゃって」
「いえいえ大丈夫ですよ、それで僕たちに説明したい事ってなんですか?」
「そうそう、来月にある交流会なんだけどクラス代表を二人出さないと行けないらしくて私がある程度絞って今日呼んだんだけど話し合って代表を決めてくれない?」
「なんだ、そういう事ですか、じゃあ一人決めないとですね?」
「あれ?私今二人って言ったよね?」
「一人はマルガ以外ありえないのでもう一人決めちゃいましょう、皆は何か意見とかある?」
「えっ...なんで私が既に決まっているの?」
「生徒を代表して挨拶もしたんだからクラスも代表して貰わないと...それに今の所僕たちは殆どの分野でマルガに勝ててないからね、無難なんじゃないかな?」
まるで皆も納得しているかの様に頷いているし一番納得していないのが私なんだけど? ま、まぁ皆が納得するのなら私はとやかくは言わないかな?交流会が気になっていたのは事実だし代表も何するか全く分からないけど...人見知りが反対出来る空気でも無いしまた精神をキリキリさせながら話しそうだなぁ...
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