私はお話を聞く!

 「どうしようかなぁ...学校かぁ....」


 現在私は真剣に悩んでいた この前聞いた学校に行きたいかどうかという話だ 学校に行くことは悩んでいない 勿論行けるなら行きたいし友達も作りたい 問題は違う国にあるということだ 悩ましい


 「メリー?メリーはどうしたらいいと思う?」

 「マルガ様が決める事ですので私たちは口出ししないですよ?」


 3歳になんて酷な事を..確かに自分の事だけど 普通の3歳は決めれるのだろうか?普通に「ママとパパと一緒に居る!」とか言い出しそう


 「ぐぬぬ...」

 「悩むのもいいですけどそろそろベッドから起きてください、一日中ぐうたらするならここじゃなくてソフィア様達の部屋でだらけてください!」

 「はーい...」

 

 私はメリーに言われるがままに寝間着のまま両親の寝室へと向かう ちゃんと枕は持っているからね


 「ママー...遊びに来たよー...」

 「まぁ!いらっしゃい!何しに来たの?」

 「だらだら」

 「じゃあ一緒にベッドで寝ちゃおっか」

 「分かった...」


 最近はこういった簡単なコミュニケーションぐらいなら難なく出来るようになった ママは普通に喋りかけているけどまだ私がギクシャクしている感じだ 精進します..


 「あー..どうしようかなぁー..」

 「学校に関して悩んでるのかな?」

 「そうなんだけど..ママは私が学校に行ったら寂しくないの?」

 「寂しいに決まっているわ!でももしマルガちゃんが行きたいって言うのなら私は止めないわよ?」

 「...ママは子供の頃学校に行った?」

 「いってないわよ、私は子供の頃から貴族のお勉強でね、本当はマルガちゃんにもさせないといけないんだけど私はマルガに貴族になってほしくなくてね...王族だけど」

 「なんで?」

 「こんな汚くてドロドロした世界に居るよりはマルガちゃんが居たい世界に居てほしいから..かな?マルガが貴族になりたいって言うのなら止めはしないけど」

 「にゃるほど...」

 「マルガちゃんが楽しくて居たい世界が見つかるお手伝いがしやすいのが学校なの、だから行ってほしい気持ちと寂しくて行かないでって気持ちが半分ずつあるわ!」

 「うーん....悩むぅ...」

 「マルガちゃんは何に悩んでるの?学校に行きたくない?それとも他の子供は怖い?」

 「...ママ達が寂しいと思って」

 「別に永遠の別れじゃないんだよ?それに私達の為に学校に行かないというのならそれはダメな事よ?」

 「...なんで」

 「子供に我慢させて何かを辞めさせるなんて親失格だもの、もしそうだったら比較的に何もない私も一緒に共和国に行けば解決する?」

 「それは...」

 「マルガちゃんがやりたい事をやりなさい、私達は全力で応援するだけだから」

 「私がやりたい事....」


 私がやりたい事ってなんだろう 魔法の練習 勉強 友達を作る事 外で遊ぶ事 全部学校に行って出来る事だ そう思ってみると心が楽になった ママともパパとも日にちが開くけど会えないわけじゃない よし 決めた


 「..ママ?私学校に行く!」

 「あらそう?それはよかったわね、いつから行きたい?」

 「うーん...来月には行く!」

 「分かったわ、ライルにも伝えておかないとね、私も付いていく?」

 「ママだって忙しいでしょ?私は大丈夫だよ!」

 「親離れが速くて寂しいわ..じゃあ今日は一緒に寝ましょ!」

 「恥ずかしい...けど分かった」


 この日の夜はママとパパの顔が近くてドキドキしすぎてあんまり寝れなかったとだけ言っておく

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