私は魔法の練習をする!②

 「私..そんな凄い事何もしていないのに...」

 「元々魔力量が多かったんだろうね、それに凄い事してないって言ってもそれはマルガちゃんにとって凄くないだけで私たちからしたらとても凄い事かもしれないでしょ?」

 「...そうだけど...でも私がした事は一ヶ月魔力を練って魔法で放出していただけですよ?」

 「一ヶ月休まずに?..それは十分凄い事だよ、偉いねマルガちゃん」


 そういいながらドロシーさんが私の頭を撫でてくれた ちょっと嬉しくてにまにましてしまう うぐぅ恥ずかしい


 「そうですそうです、マルガ様は凄いんです」

 「なんでメリーが胸を張るの...私は恥ずかしいからあんまり褒めないで」

 「そうかそうかマルガちゃんは褒められるのは慣れてないのか、じゃあ魔法の練習はべた褒めで行こうか」

 「やめてください!」

 「まぁ話を戻すけどマルガちゃんは重要な事の一つを既にクリアしているわけだ、つまり詠唱を頑張るかイメージを頑張るかすれば立派な魔法使いになれるよ」


 詠唱...つまり暗記? 昔から暗記は苦手だったから正直嫌だなぁ..とか思ったり


 「マルガちゃんはさっき魔法を放出していたって言ったけどどんな魔法が使えるの?ここで思いっきり打つわけには行かないから教えてくれるだけでいいよ?」

 「ええと..全属性の初級魔法を...多分打てます...多分...後空間魔法っていう奴と浄化魔法が使えます」

 「...初級しか撃てないのはイメージ不足と詠唱の時の魔力の使い方だろうね..浄化魔法はあれだね?儀式の前に体を浄化する高度呪文だね?空間魔法は...なんだい?どうしてその二つが使えるのか聞いてもいいかい?」

 「...空間魔法は...いつでも出し入れが出来る空間があったら凄い楽だなぁ..と思ってたら使えるようになりました..!、浄化魔法は...内緒です」

 「普通適正が無いと使えたいと思っても使えないんだけどねぇ...マルガちゃん魔法の才能がすごいねぇ」

 「やめてください!どっちも下心から使える様になった魔法なんです!やめてください!」


 空間魔法に関しては正直本をメリーにバレない様に部屋に持ち帰る為に使える様になった魔法だし

 浄化魔法に関してはお風呂が嫌いすぎて本を漁ってそれっぽい魔法をアレンジした魔法だ 前世の時はお風呂大好きだったんだけどこの世界になってから猫の部分に引っ張られて少し苦手だし何より 体が女の子だから自分で見て自分が恥ずかしいのだ!とっても! だからお風呂に入らない様に浄化魔法を使っている たまにメリーに入れられるけど...


 「そうだね..庭が使える時に私が中級魔法を見せてあげよう、でも浄化魔法と空間魔法を使えた時に感覚で分かるでしょう?本来初級も中級も上級もカテゴリーに分けただけで形なんて無いんだよ?全ては想像力次第さ、明確なイメージがあれば詠唱も要らない 色んな事を吸収して頑張るんだよ?」

 「分かりました!」


 どうやら私は魔法の才能があるみたいだ この調子で頑張ってとっても凄い魔法使いになるぞ!

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