　突然だが、「サイコメトラーEIJI」という漫画はご存知だろうか。

　自分は「サイコメトリー」が割と知られている言葉であるという前提で「ある喫茶店にて」を書いた。それはこの漫画の存在があったからである。古いとか言うな。

　原作もドラマも少ししか記憶にないので、ファンを自称するのは無理がある。しかしサイコメトリーの設定が大好きなのは確かだ。応援コメントでも頂いていたが、生きるのが大変そうってところが大変いい。作者はドSか。ドSだわ。

　主人公は自分の趣味全開で喫茶店のウェイターにした。ああいう制服、大好き。絵が描けたらずっと描いてて飽きない自信がある。

　消極的で潔癖症気味な人間として主人公を書きたかったので、パートナーの探偵役である萩原さんには対極に行ってもらった。応援コメントでも頂いたが、探偵は身なりがだらしない感じでちょうど良い（刑事コロンボ（初期を除く）や金田一耕助が好きな人間の感想）。

　主人公を消極的にしたのは、色々理由はあるものの、字数制限の影響が大きい。主人公が積極的だと、色々な事に首を突っ込みたがる。すると自然に描写は多くなり字数も増える。そう考えた末、ワタルには引っ込み思案で人付き合いが苦手な設定が付与された。本好きの設定は、単にワタルは好きそうって思ったからついただけだったりする。

　ワタルの名前の由来は、これまた古いアニメなのだが「魔神英雄伝ワタル」からとっていたりする。性格が全然違うじゃんというツッコミは受け付ける。一度でいいから自分のキャラクターに「ワタル」ってつけたかったのだから、仕方ない。

　まさか匿名コンで登場人物の名前がかぶるとは思ってなかったので、【過去041】卒業アルバムの作者である御子柴流歌さんには申し訳なさでいっぱいである。

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　お気に入りのキャラは？　と聞かれたら、答えられない。最初はワタル（主人公）だった。けれど萩原視点で書いたら、萩原も良いかもって思えた。更に未来が見える男の視点を書いたら、この人もいい（以下略）。店長の視点は書いてないが、この人の裏設定を考えたら、店長も（以下略）となっている。どのキャラクターも好きだ。店長との話はいつか書きたいけど、このシリーズ内で書くか別に書くかは考え中。