日傘の下

 自分はたまに日傘を使うのだが、先日お気に入りが壊れてしまい新品を買った。その際思いついた作品。ホラーな終わりにする気は全然なかったのに、なんとなく怖い作品になってしまった。理不尽な終わりはホラーと相性いいから、無理もない。

 この作品に関してはあまり特筆すべき裏設定もないが、あえて言うならば二つだけ。

 ①主人公が傘に魅了された様子は、側からみれば不自然なまでに気に入っているよう書きたかった。でも自分の力では今回の書き方が限界だった。

 ②ボタンがほつれかけたのは、傘に魅了された瞬間から不幸の一端が既に降りかかっていることを暗示していた。使っている期間も小さな不幸はあったのだが、傘に魅了されていた主人公は気にすることもなく、よって描写されていない。


   ◇


 応援コメントや♡、本当にありがとうございます。怖かった賞に入れてくださった方がいらっしゃるのも嬉しかったです。本当に、なぜ怖くなってしまったんだろうか……。

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