はっぴゃくやさん

「お、どこ行くんだ?」


「.......はっぴゃくやさんに行ってくる。」


「多分、日本に存在しないと思うけど行ってらっしゃい。」


「間違えた.......。八百屋さんだった.......。」


「初めて八百屋を訓読みしてる人をみたよ。」


「.......まぁ嘘八百ということで。」


「上手いこと言ったからってさっきの間違いが取り消される訳では無いぞ。」


「.......殴って記憶消すしか.......ない.......」


「一か八かの方法を試すんじゃないよ!」


「じょーだん。.......君、元気にいいね。」


「あんたのせいだよ。」


「.......今ならトーク力で八百屋さんにいる野菜さんともいい勝負できるよ。今のところ君は八戦全敗だからね。」


「八百長がすぎるだろ!どうやったら俺は負けれるんだよ!」


「.......君と話していたせいで、十三分と二十秒も予定が遅れてる。急がなきゃ。」


「そんなに話してないだろ。ていうか、数えてないけど八百秒だろそれ。」


「.......楽しくなかった。また一緒に話さない。」


「ウソエイトオーオーを使ったのび太君みたいな事言うなよ。」


「.......ほんとは楽しかった。君が良ければまた話そうね。じゃーね。」
















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