第28話

爆発といえばやっぱり爆弾だ。

でも、今までの武器よりも遥かに危ないので、取り扱いには注意しなければいけない。

まぁその前にまず爆弾を作らなきゃいけないけど。

どうやって作ろう?

爆発のためには火と衝撃が必要だ。

もちろんツノの粉も。

どうにか一体化できないか。

考える。

考える。

考えて考える。

あ、そうだ。

そういえば前に作った槍がそういう仕組みだったような。

前に作った槍とはあれだ。

21話で説明したやつ。

ん?21話ってなんだ?

……深く考えないでおこう。

まぁとにかくそういう感じで作ってみる。

ーーーーーーー

|ーーー …………/ーーーーーーーー

|ツノの粉 ……〈 火をつけた矢

|ーーー …………\ーーーーーーーー

ーーーーーーー

こんな感じで。

早速使ってみる。

弓にセットして……

おりゃっ!

飛んだ。

が、

うわっ!

矢を放ってすぐ爆発した。

これじゃあ使えない。

失敗だ。

どうしてすぐ爆発したんだ?

途中で衝撃が加わったから?

う〜ん。

違う方法を考えよう。


結局いい方法は思いつかず、

仕方なく粉と火をわけることにした。

まず、粉を投げつける。

そしてその後に前に作った火槍(21話のやつ)を使う。

よし、その辺の木で試してみるか。

お!なんか1本だけ不自然に大きい木がある!

まるで的にしてくださいと言わんばかりの木だ!

これにしよう。

まずは粉を小さな容器に入れる。

木で作った簡単な容器なので、

何かに当たったらすぐに壊れる。

これを投げつける。

うまく中の粉が出た。

そしてそこに火槍を投げる。

おお!

うまく爆発した!

ん?なんか声がしたような……

気のせいか。

でも火槍を作るのに時間がかかるから、これもあまり量産できないかな。

火を直接投げれたらいいんだけど……あとで考えよう。

でもとりあえずはこれでいいや。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る