第21話
まず、新しい武器を作れたのはこの赤い石のおかげだ。
赤い石があるおかげで火が使える。
新しい武器には火を使う。
次に使うのは毎度お馴染みの槍だ。
黒い石が赤い石と反応して火が出るから、これを利用する。
槍の先に
…/ーーーーーーー|←ストッパー
〈(赤い石 )空洞〈ーーーーーーーーーーーーー槍
…\ーーーーーーー|←ストッパー
こんな感じで赤い石をセットして、
これを獲物に投げる。
槍を投げる途中でストッパーがずれて赤い石と黒い石(刃の部分)が触れて燃え出す。
獲物に当たる時には槍が燃えている状態ができる。
だから槍が刺さって、さらにそこが燃えていくんだ!
……いや、なんか自分で解説してて、
なんかえげつない事をしてるような気がしないでもないけど、
まぁ仕方ない。
生きるためだ。
こんな大掛かりでしても使い捨てにしかならないから、
普通は弓矢の先に火をつける。
じゃあなんで槍はこんな事をしてるかというと、
……僕はなぜか槍を投げるのが上手いみたいで、
まぁそのおかげでモンスターに槍が刺さるんだけど、
そのまま槍の先に火をつけて投げると、モンスターに当たる前に火が消えちゃうんだ。
手持ちの槍として使う分にはそのままも火をつけてもいいんだけど、
狼もどきとか、スピードがはやいのを相手にする時は、
手持ちの槍より距離をとってから投げる方がいい。
そっちの方がより確実に仕留められる。
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