【ササキ戦記】5 【ミッドウェー阻止】

第五話【ミッドウェー阻止】


開戦から帝国陸海軍の快進撃は続いていた。

帝都東京が空爆された事は青天の霹靂であった。

ナガノ「ヤマモト長官、君は何をしていたのかね?」

ヤマモト「申し訳ありません。私の不徳の致すところです。やはり敵空母の撃滅は不可避です。失態を許してしまった身が言うことではありませんが、ミッドウェーに敵空母を誘きだし、これを沈める作戦です」

ナガノ「認めんよ。連合艦隊司令長官の職を賭けられても認めんよ」

ヤマモト「何故です‼️」

ナガノ「私はもともと君が気に入らん。しかし、他に適任がおらん。ヨナイさんのお気に入りの君をないがしろにできんからやらせていることを忘れてくれないでおきたまへ」

ヤマモト【クッ!無能が‼️】

ミッドウェー攻略作戦は、ナガノ総長の一存によって阻止されてしまった。

これを機にナガノ派とヤマモト派に海軍内派閥が出来上がってしまった。

ササキは少将に昇格した。ナガノ派の人事による派閥工作である。が、

ササキ【ナガノ総長の下についていても、先がない。ヤマモト長官派に鞍替えするしかない】

ササキはヤマモト派に鞍替えした。

ナガノ総長はササキの後釜にすべくミヤモトを重用し始めるようになるのであった。


つづく

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