第78話 赤い肌
何の気紛れか
「時間の球体」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054919192864
なる小品を執筆した。
生活上のグダグダなど目にされたくない方はそちらに飛ばれたい。
皆さん、お久しぶり。いやホント。もともと少ないやる気が暑さと共に減り、その減ったやる気の一部を別のことに少し提供していた。だが時間が取れて通常の睡眠に加え六時間ほど眠ったら何か書きたくなった。勝手なものである。さて、日常の何を綴ろうか。僅かでも役に立つ事が良いな。うん。
私は夏でも基本的に半袖で過ごすことはない。冷え性気味で建物や乗り物のクーラーに弱く、いつも羽織るものを持ち歩いているくらいだ。その上、日光に滅法、弱い。素肌に直射日光を浴びると酷いことになるのは経験上、熟知している。
ところが二週間ほど前、何を思ったのか半袖のポロシャツで腕を日光に暴露し一時間半ほど外を歩いた。確か首から写真機を下げており、何かを熱心に撮影していたように記憶している。結果、帰宅後、直ぐに無惨な赤い肌を拝むこととなった。たまたま目にした方が
「それどうしたっ?!」
と、悲鳴に近い声を挙げたくらいだから火傷の様相を呈していたのは容易に想像していただけるだろう。赤いだけではない。所々、水ぶくれになっていた。当然ひりひりと痛い。私自身、何か火傷ではない別の悪い症状ではないかと感じたくらいだ。手当のしようもないので、その後、長く続く痛みを一週間以上、我慢することとなった。水疱の跡は瘡蓋となって。
犬を散歩に連れて行く時は赤外線温度計で路面の温度を測る配慮があるのに自分のこととなるとこれである。人間、抜けているものだ。余談だがアスファルトの表面に向けられた赤外線温度計の表示は五十度に達する。肉球に火傷を負うことになるので、そのような場合はペットを歩かせてはならない。
で、見た目が酷いので今度は別の意味で半袖になれない。傷んでボロボロになった皮膚など進んで見たい方もいないだろう。
そして今週になった。焼けた皮は薄い一枚の膜となり剥がれ落ちた。未だ全てが取れたわけではないので、やはり人前で袖はめくれない。健康な海水浴帰りの少年少女達のように気にせず脱皮を見せれば良いのではないか、とも考えたが、満員電車やバスで隣に立ち、いい歳をした大人の日焼け修復中、を近付けられる他の乗客の気持ちを想像すると、私には出来ない。それに色的にも未だ後遺症のようなものがある。
何をひ弱なことを言っているのか、とツッコみたい方も多いだろう。ある程度、日焼け慣れして耐性がつけば酷い状態にならないのは私も知っている。しかし私の場合、その耐性が長続きしない。痛い目に遭うことを繰り返し若干、強くなった肌を獲得しても、ごく短期間でもとの青白い肌となり、良くないものだけが残る。それなら最初から日に当たらないでおいた方が賢い。小麦色の肌など遠い夢だ。
長くなった。そろそろ終わりにしよう。今日の話の要点は日光には気を付けろ、だ。自分を知れとか、無理をするな、とかの話ではない。画像検索すると日光により見るも恐ろしい状態になった体の表面を観察することが出来るが、決して気持ちが良いものではないのでお勧めしない。私と同様の目に遭いたくなければガードした方が良い。強い皮膚を持つ方でも紫外線の浴びすぎは皮膚ガンの原因になると聞いた。用心するに越したことはない。
そして一つ、お願いがある。真夏にビジネスシーン以外、カジュアルで長袖や長袖の上に更に一枚、羽織っている人に合っても変な目で見ないでいただきたい。個人個人、いろいろ事情がある。焼かれて死ぬのも凍え死ぬのも嫌だ。
今夜はここまで。ではご機嫌よう。
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