第1話 転機は訪れは突然に…
俺は今まで軍事会社のテストパイロットをしていたが、人生の転機は突然やってくるというのは本当だったと思い知った
俺は今、空を飛んでいる。量産化前の機体のテストで、今までは軍のMS以外はMAしか飛行能力を有していなかったが今回は民間用のMSに飛行ユニットを着けたマキナの最終チェックだ。
「機体チェック開始、機体バランスやユニット出力等全てオールグリーン、異常ありません」
「了解、此方でも機体チェックは全てオールグリーンだ。最後に着陸動作の確認を行う、帰還せよ」
了解と言いながら今回の飛行ユニットの状態を確認しながら倉庫に戻った。
今回は無事に終わったと思い、ラボの上司である実験室長の元に向かうと突然
「小野、社長室に呼ばれたぞ」
俺は突然実験室長にそう言われて悪いことしたかなと思いつつ 分かりましたと言い実験室を出た。
社長室に着いた俺は一度深呼吸してから入った。
「失礼します」
ガチャという音と共に扉が開くと社長の他に国籍が違うであろう男性が二人と女性が二人ソファーに座って居た。
「待っていたよ小野優君。急な出向悪いね、今我が社では政府の依頼で軍を支援摩るための組織を作る子とになったんだがメンバーを集めている。そこで突然だが君にはテストパイロットから君がわが社の私設武装組織の正規のパイロットなって貰いたい。」
「え、俺がですか?」そう言ったら社長は頷いた。
俺は今、社長に言われた言葉が頭の中で反復していた。
俺はこのサンシャイン社に体力や身体が丈夫だからテストパイロットとして入社したが本物のパイロットになって戦う訳がないと思っていた為、驚いていた。
なぜ、テストパイロットである俺が急に正規パイロットととして呼ばれたのか気になった。
「社長、聞きたいことが何個かあるのですが、質問しても良いでしょうか?」
「聞きたいことがあるなら聞きなさい、君が疑問に思っている事で分かることは答えよう」
社長は笑って答えてくれた。
「まず、何で俺が選ばれたんですか?」
「君がテストパイロットの中で新兵器の適正が高いからだよ。後は君の所の室長からの推薦かな」
適正の事は納得したが、まさか室長が俺を推薦しているとは思わなかったな
「次に戦う相手は政府の依頼ということで多分リボーンだと思うのですが、なぜ、わが社が私設武装組織を作らないといけないのでしょうか?」
「リボーンに政府が未だに手を焼いているのは知っていると思うがこれ以上の抵抗を抑えるのを目的として我が社に政府が依頼してきたので新兵器のテストにも良いため作ることになったんだ」
なるほど、確かに新兵器のテストにもなるし政府は[リボーン]が倒せるからか。
「後は、俺の他にもパイロット何人いるんですか、新兵器は何種類あるんですか?」
「パイロットは君を入れて5人、ここにいるのが全員だよ」
ここにいる人達が仲間か、と思い改めて4人を見ると日本人の女性を除いて3人は国籍が違うのが分かり、色々な国が集まったなと思っていた。
「それでは、質問が終わったみたいなのでこれから皆の機体とその母艦を見に行こうか」
そう言って社長は立ち上がって着いてきなさいと俺たち5人に言って部屋を出た。
社長の後ろに付いていくとエレベーターに乗った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます