暗躍する者

Yanappu

第1話 自覚

俺の記憶には、もう両親の顔は、残っていない、物心がつく前に飛行機事故で亡くなってしまったらしい、そして今は、祖父の家で生活している。

最初は、豪邸であることと黒いサングラスとスーツの男達にとても驚いた事は、今でも残ってる。

祖父は、俺をとても大事に育ててくれた、欲しいものは、なんでも手に入ったし、公園でサッカーボールで遊んでいた時に近所のいじめっ子3人組にボールを奪われた時もすぐに取り返してくれた何故か身体中ボコボコになった大人達が新品のボールを持ってきて血相をかいて謝っていた。

そして、ボールを奪われた日を境に外で遊ぶときは、黒スーツも一緒に来るようになった。

そして、たまに公園で遊んでた、近所の友達にも合わなくなり公園に俺が入るなりそそくさと長話してただろう主婦が一斉に帰ってくそれを見て忙しいんだなーと思う日が続いた

そして、あることに気付いてしまった。

うちの家ってヤクザ?


そんな事に気付いた高校一年の春だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る