戦国武将討死列伝(自害・刑死アリ)20 甘利虎泰《アマリトラヤス》

列伝其の二十『甘利虎泰アマリトラヤス


(1548年)儂(甘利虎泰)と板垣信方はまだ若いこれからの時代の武田家をお守りすべく捨て石となりて散る覚悟を決めた。

「板垣、これが今生の別れじゃな。」

「なぁに甘利、冥土ですぐ会うではないか。」

「左様じゃな。それではお互い最期の槍働きじゃな。」

 儂は乱戦の中遮二無二槍で敵を突き、払い、叩きながら乱戦に身を投じた。


『甘利虎泰』討死

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