第14話



14、BIG契約

そこには何と岡田さんを入れて4組のママ友が大集結していた。

自分の話しに皆さん耳を寄せ、興味津々に目を輝かせて聞き入ってくれた。

こっちも楽しくなり全快でトーク。

楽しく聞いてくれる事は最高に幸せ。

皆さん、契約してくれた。

ビック契約だ。

しかもカセット付き!岡田さんも追加でカセットを購入してくれた。

20✖️3=60 P岡田さんのカセット3P計=63Pだ。

契約ありがとうございます!

だいたい1カ月 100P売り上げたらトップグループに入れる位だ。

その後も売り上げを重ね1月の売り上げ142Pで始めて森さんを抜き荒井さんに次ぐ小倉支店2位になった。

しかし、9月10月11月の不調で新人王争いはかなり遅れをとっていた。

ちなみに入社4月からの売り上げを教えましょう。

4月=45P 5月=54P 6月=90P

7月=102P 8月=86P 9月=72P

10月=40P 11月=76P 12月=110P 1月=142P

残り2ヶ月 、去年の新人王 月平均92P(年間1104P)獲得だったので今年も、それ位かそれ以上の戦いが予想される。現在、自分は残り2カ月を残して月平均81.7P(年間817P)すなわち最低でも287Pを2カ月に売り上げないと昨年の新人王には追い付けない数字、1ヶ月144P以上…今までの最高スコアを上げないと追い付けない数字だった。

作戦を練らなければ、今までのままだったら追い付けない数字。

その時、岡田さんが紹介してくれたママ友作戦を思い付いた。

今まで契約してくださった名簿を個人的に持っていたので電話をかけまくった。

無理かと思ったが思わずヒット!お客様から「高橋君、元気にしてたぁ〜友達に聞いて見るね〜」

などなど次々に良い返事をもらい、ピクチャーワールドも多くの皆様から契約していただき、ママ友の長男が今年から中学生で百科事典が欲しいとの話しをもらい、初めての百科事典37Pを売り上げた。

2月度は今年、小倉支店最高の186Pを叩き出し一躍、新人王争いに参加した。

ちなみに今年の資格人数昨年より7人多い32人おそらく昨年よりレベルが高い争いが予想された。

残り1カ月、途中報告が来た。

現在一位の平均が95P(年間1045P)だった。

誰だ!名古屋支店 中一夫(19歳)自分と同じ歳だ!そして自分は平、91P(年間1002P)現在32人中4位につけている。

苦しいが33P差!不可能な数字ではない!そして最後に助けて貰ったのが仲間でありライバルでもある先輩達である。

Aグループが集まり今までの言葉は悪いが落ちそうで落ちなかった、つまり契約出来なかった、お客様をリストアップしあい、誰なら、そのお客様と相性が良いかを話し合い作戦開始。

効果覿面だった。

AグループはPを重ねBグループに圧勝し自分も2月の記録までは及ばなかったが152Pを記録。

最終結果がでた。

高橋和則、1位

月平均96.16P(年間1154P)


中、2位

月平均…96.08(年間1153P)



僅差の結果、逆転勝ちで新人王決定!小倉支店では田所所長に次ぐ2人目の快挙だそうな。

その日ばかりは所長のポケットマネーで盛大に祝って貰い二次会三次会は自分が奮発して出来る限りのお返しと思ったんですが未成年から貰えないよ。て笑われた。

ありがとう皆さん!

そして表彰式が東京で行われ賞金50万円を手にした。

そして初めて中君と出逢った。

笑顔は無く鋭い視線を感じた。

これが2人の初めての出会だった。

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