ホームレスの私が転生しました。~転生先で私は無限魔法が使える最強に?隠してのんびりライフ~

ao

第1話 ここは?

私がホームレスになって1年が経とうとしてる。


私の親は私を16歳で捨てた。


未だに憎しみが残るが今は会いたい気持ちが何故か強くなっていた。


とあるホームレスの森と言う場所で休憩をしていた。


何故か急にめまいがして私は倒れた。


目を覚ますとそこは大草原。


「ここはどこ…。私は…死んだ?」


周りを見渡すと何もない草原が広がっていた。

ゆっくり歩いていると空から何が落ちてきた。


「なに?」


草を掻き分けると羽が生えた生き物がいた。


「やっと見つけた!私はアイヤ。あなたは、ゆりこさんですよね?」


「そうだけど?何で私の名前を知ってるの?」


「私はあなたのお母さんとお父さんの直属のフェアリーです。」


「いきなり言われても分からないわ。」


フェアリーは指輪を渡した。


「これ…。お母さんがネックレスとして着けてた指輪だわ。」


「実はこの指輪は魔力の指輪なんです。はめると自分の魔力がこの水晶に色として分かるのです。ゆりこさんのお母さんとお父さんは膨大な魔力の持ち主でした。しかし、あなたを守る為にあなたを捨てました。」


「私を守る為に?どうゆう事?」


「膨大な魔力を持っていると自分の身近な人物を使い脅しにきたりする者が増えてきたのです。そして、ゆりこさんのお母さんとお父さんも悪魔に狙われました。自分達の魔力を半分渡し帰っていきましたが次に狙われるのは、ゆりこさんだと確信し、あなたを捨てたのです。」


「そうだったの…。ずっと憎んでいた。だけど私を守る為に捨てたんだ…。」


「私はゆりこさんに第2の人生を歩んでほしくて、あなたを探していました。ここはあなたのご両親が残した大きな土地です。私と共に歩んで行きませんか?」


「お母さんとお父さんが私の為に残した土地なら、私頑張ってもう少し生きてこの土地を豊かにしてみる!でもどうしたらいいの?」


フェアリーは黒い板と黒いカードを出した。


「この黒い板は欲しい物を頭の中で考えたり言ったりすると、板の中から物が出てきます。黒いカードは無限に支払いが出来るカードです。ゆりこさんに渡した指輪は色々な事に使えます。」


ゆりこは指輪をはめてみた。


すると、指輪は虹色に光出した。


「な…なにこれ。」


「これは…!虹色が光るなんて…。」


「虹色だとどうなるの?」


「虹色は無限魔法が使えるという意味です。」


「無限魔法…。ねぇこの魔法で私のいや、昔にお母さんとお父さんがやっていたこのお店造れるかな?」


ゆりこのポケットから紙を取り出して見せた。


「おしゃれなお店ですね。ゆりこさんの魔法なら簡単だと思います。紙に向かって手を当てて店を想像し、具現化と言えばお店は出てきます。」


ゆりこは手を紙に当てて想像した。


「具現化!」


おしゃれなレンガの喫茶店が現れた。

小さな風車も現れた。


「お母さん達の喫茶店だ!」


ゆりこは感動していた。


喫茶店の中に入ると中も同じになっていた。


「何か懐かしい。」


ゆりこは涙を流した。


アイヤは涙を小さな指でぬぐった。


「これからは私とゆりこさんの第2の人生がスタートするんです。涙を流してる暇はないですよ?」


「そうね。アイヤさん、これからよろしくお願いします。」


「こちらこそよろしくお願いします。」


2人は2階へ上がりその日は就寝した。


次の日アイヤからお金の説明を受けた。


「ゆりこさんこの世界ではお金がカードになっています。」


アイヤは6枚のカードを出した。



鉄カード→100円


銅カード→1000円


銀カード→10万円


金カード→100万円


虹カード→1000万円


黒カード→無限に使える。


「このようになっています。喫茶店を始めるならば覚えておいてください。」


「ありがとう。アイヤ。そうだ!お店の食材の準備しないと…。」


ゆりこは下に降りるとたくさんの食材があった。


「用意しておきました。貯蔵庫と冷蔵庫用の大きな建物も昨日の夜中に作りましたのでそちらへ運びましょう。」


2人は食材を運び込んだ。


運び終え一息ついているとアイヤが看板を持ってきた。


「お店の名前はどうしましょう?」


「無難に、ゆりこの喫茶店でいいかな。覚えやすいし。」


「分かりました。」


アイヤは魔法を使い看板に名前を書いた。


そして看板を立てた。


「一からスタートするのね。よし!私はたくさん料理を覚えてこの土地をたくさんの人々が暮らせる街にしてみせる!」


「はい!私も協力致します!」


2人は気合いを入れ直しお店の準備に取りかかった。


今日1日で30品程の料理を覚え2人は疲れ果てて2階で眠ってしまった。


アイヤは途中で起きて店の内装を一人で頑張ってやり終えた頃には朝を迎えていた。


アイヤは2階へ戻りまた就寝した。


2人だけの新しい生活にゆりこは期待と胸を膨らまし、アイヤは自分のやるべき事をやり、それぞれ動きだそうとしていた。

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